エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.923
2020.10.23 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
メモリスロットは、独立した回路レイアウトやシールドにより、高クロック動作時のノイズを抑える「DDR4 Boost」を採用。最大5,000MHzのオーバークロックメモリを動作させることができる。なお、スロット構成はデュアルチャネルに対応するDDR4×4で、容量は最大128GBを実装可能だ。
スロットは両側ラッチで、CPUソケット側からDIMM A1/DIMM A2/DIMM B1/DIMM B2の順に並ぶ。メモリ2枚を搭載する場合は、DIMM A2とDIMM B2を使用する |
UEFIでは、DDR4-800からDDR4-8400までのクロック設定が用意されていた |
主要ストレージは、PCI-Express3.0(x4)接続の「Turbo M.2」スロットを2基搭載。その両方に専用ヒートシンクの「M.2 Shield Frozr」を標準装備しており、発熱対策は万全だ。さらにM.2スロットのRAID 0/1もサポート、2基のNVMe SSDを組合わせて爆速ストレージを構築することができる。
また、安価な大容量SSDや10TB超のHDD向けに、いまだに根強い需要があるSATA3.0(6Gbps)ポートは6基を搭載。基本的にストレージ不足に陥るようなことはないだろう。ただしM.2スロットを両方使用する場合は、一部SATAポートと排他利用になる点は覚えておきたい。
M.2スロットは上下に2基を搭載、その両方に専用ヒートシンクを装備している |
SSDのサーマルスロットリングを防ぎ、スペック通りのパフォーマンスを発揮させるために必須となる専用ヒートシンク「M.2 Shield Frozr」。チップヒートシンクのデザインと合わせ、上下で異なる形状になっている |
フォームファクタは、上側の「M2_1」がM.2 2242/2260/2280/22110、下側の「M2_2」がM.2 2242/2260/2280をサポート。いずれもPCI-Express3.0(x4)およびSATA接続に対応している |
SATA3.0(6Gbps)ポートは6基。M.2スロット両方にPCI-Express接続のSSDを搭載した場合はSATA 5/6ポートが使用できなくなるなど、一部排他条件がある |
拡張スロットはPCI-Express3.0(x16)×2、PCI-Express3.0(x16/x4動作)×1、PCI-Express3.0(x1)×2を搭載。PCI-Express3.0(x16)スロットはx16/x0/x4またはx8/x8/x4で動作し、マルチGPUは2-Way NVIDIA SLIおよび3-Way AMD CrossFireに対応している。
また、x4動作のスロットを除くPCI-Express3.0(x16)スロット2本は、頑丈な「PCI-E Steel Armor」仕様。重量級グラフィックスカードを組み込んだ場合でもスロットの破断を防いでくれる、イマドキなマザーボード定番の装備だ。
拡張スロットは合計5本を搭載。2-Way NVIDIA SLIなどマルチGPUの構築も可能だ |
重量級カードにも耐える、グラフィックスカード用の装甲スロット「PCI-E Steel Armor」。メタルシールドでスロットを補強、はんだ接点も強化されている |