エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.925
2020.10.27 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
まずは3Dベンチマークソフトの定番「3DMark」から、レイトレーシングの性能をチェックする「Port Royal」のスコアを確認していこう。
「3DMark」の中でも特に重い処理になる「Port Royal」だが、CUDAコア数やメモリ帯域が削減された影響は大きく、「GeForce RTX 3080 Founders Edition」の約70%のパフォーマンスに留まる。とは言え、フレームレートは36.78fpsを記録し、テスト中の映像もなめらかに表現できていた。
続いてAPIにDirect X12を使用する「Time Spy」のスコアもチェックしていこう。プリセットは「Time Spy」と「Time Spy Extreme」の両方を使用している。
「Port Royal」に比べると差が縮まり、「GeForce RTX 3080 Founders Edition」と比較するとその性能は約75%。ちなみにテスト環境が異なるため純粋な比較にはならないが、データベースのスコアと比較すると、定格から200MHz以上もオーバークロックされているMSI「GeForce RTX 2080 Ti LIGHTNING Z」よりは低いものの、定格駆動のGALAKURO GAMING「GG-RTX2080Ti-E11GB/TP」は上回り、NVIDIAが謳う“GeForce RTX 2080 Tiに匹敵する性能”は決して過大表現ではない。
続いて、APIにDirect X11を使用する「Fire Strike」のパフォーマンスもチェックしていこう。こちらも3種類全てのプリセットで検証を行っている。
「Fire Strike」では差がさらに縮まり、「GeForce RTX 3080 Founders Edition」の約80%のパフォーマンスを発揮。またデータベースのスコアと比較すると、やはりMSI「GeForce RTX 2080 Ti LIGHTNING Z」には敵わないものの、GALAKURO GAMING「GG-RTX2080Ti-E11GB/TP」よりは高いスコアを記録した。