エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.925
2020.10.27 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
次に人気バトルロイヤルゲーム「フォートナイト」のスコアを確認していこう。解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、グラフィックスクオリティを“最高”、APIはDirectX 12を選択している。
スコアの傾向は「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」とほぼ同じ。フルHD解像度では「GeForce RTX 3070 Founders Edition」との差は約22%に留まるものの、WQHD解像度では約28%、4K解像度では約32%に差が広がった。特に4K解像度では平均、最高フレームレートとも60fpsを下回り、マルチプレイにはやや不安が残る。やはり4K解像度かつ高画質設定でゲームを楽しみたいなら「GeForce RTX 3080 Founders Edition」を選択したほうがいいだろう。
ただし、「フォートナイト」のようなオンラインバトルロイヤルゲームでは、敢えて解像度や画質設定を抑えた高フレームレート環境でゲームをプレイする人も多い。そこで解像度をフルHD、画質設定を“低”にして、3D解像度を“100%”、描画距離を“遠い”に設定したいわゆる競技向けの設定でも計測をしてみることにした。
「GeForce RTX 3070 Founders Edition」との差は6%とごくわずか。平均フレームレートは394.5fpsに達し、現行では最速となるリフレッシュレート360Hzの液晶ディスプレイを組み合わせても十分にパフォーマンスに余裕がある。フルHD解像度でフレームレートを追求するなら、GeForce RTX 3070でも十分にその役割を果たしてくれるだろう。
次に協力プレイに特化したFPSゲーム「Wolfenstein: Youngblood」のスコアを確認しよう。こちらも解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、グラフィックスクオリティは最高品質の“マイン・レーベン!”、レイトレーシングは“有効”、ベンチマークテストは“ラボ”を選択した。
負荷の軽いフルHD解像度の平均フレームレートはほぼ同等。またWQHD解像度では約22%、4K解像度ではDLSS有効で約28%、無効では32%に差が広がり、負荷が高くなるにつれて差が大きくなるのはこれまでのテストと同じだ。ただし、「Wolfenstein: Youngblood」では4K解像度(DLSS無効)でも60fpsを超えており、最高画質で快適にゲームを楽しむことができる。
リアルタイムレイトレーシング機能にいち早く対応した「Battlefield V」のスコアも確認しておこう。描画品質は“最高”、解像度はこれまでと同じ1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、シングルプレイヤーモード「大戦の書」の「最後の虎」をプレイした際のフレームレートを測定している。
「GeForce RTX 3080 Founders Edition」との差は、フルHD解像度が約22%、WQHD解像度が約28%、4K解像度DLSSが約30%、4K解像度が約32%で、スコアの傾向は「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」と全く同じ。やはり負荷の高いゲームでは、解像度が低くてもそれなりに違いが出ることがわかる。ただし、こちらもDLSSを有効にすれば60fpsをクリアしており、4K解像度でも快適にゲームを楽しめる。