エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.927
2020.11.01 更新
文:/撮影・pepe
続いて組み立てた液晶の外観をじっくり確認していこう。正面から見ると液晶部分はシンプルだが、その下のアームやスタンドの存在感が際立っている。一部の「ROG」モデルでは、スタンド下部にイルミネーションを搭載しているモデルもあるが、「ROG Swift 360Hz PG259QN」はフラットで発光機能はなし。画面の上部と左右は非表示部分とフレームを合わせて約6.5mmの狭額縁仕様、下部のフレームは約18.2mmで映り込みを防止するコーティングが施されている。
スタンドの横幅が液晶とほぼ同じくらいあるため、その安定感はずば抜けている |
背面でひと際目を引く右側の「ROG」ロゴにはLEDイルミネーション機能を搭載。OSD制御用のスイッチは向かって左側に集約されており、メインで操作するジョイスティックのほか4つのスイッチを備える。また、筐体下部のインターフェイス部分と右側下部を合わせ、合計2箇所にケンジントンロックが設けられていた。
「ROG」の特徴的なデザインがゲーミングシーンを盛り上げてくれる |
「ROG」ロゴのLEDイルミネーションは、デスクトップアプリだけでなくOSDメニューからも詳細な設定が可能 |
上部には環境光を認識するための環境照明センサーを搭載しており、OSDの設定により周囲が暗い時はディスプレイの輝度を下げ、明るい時はディスプレイの輝度を上げる自動制御が可能になる。日中太陽光が差し込む時間帯も、夜暗くなる時間帯もゲームを楽しみたいといったユーザーには、その都度自分で輝度を調整する手間が省ける便利な機能だ。
液晶上部、ちょうど中央部分に環境照明センサーを搭載する |
OSD制御用スイッチは、上から上ジョイスティックタイプの5方向ボタン、キャンセル、ショートカット1、ショートカット2、電源ボタン |
アーム下部のケーブルマネジメント用のホールは、開口も広く複数のケーブルを通しても余裕がある設計だ |
人間工学に基づいたデザインで設計されている「ROG Swift 360Hz PG259QN」には、一般的な前後画面角度を+20°~-5°の範囲で調整するチルト、エレベータの昇降による120mmの上下高さ調整、液晶画面を縦方向に90°回転させるピボット、さらにアームとスタンドの勘合部分を軸に左右25°回転するスイベル機能を搭載。あらゆる用途や使用スタイルにしっくり来るベストポジションを見つけることができるだろう。
前後画面角度を調整する+20°~-5°のチルト |
エレベータの昇降による120mmの上下高さ調整機能 |
縦方向に90°回転させるピボット、回転方向は正面から向かって時計回りのみ |
液晶画面を左右に25°回転させるスイベル |