エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.930
2020.11.09 更新
文:撮影・こまめ
キーボードはテンキーレスの日本語配列で、バックライトを内蔵している。キーピッチは18.7mmでフルサイズの標準値である19mmよりわずかに狭いが、窮屈さは感じられなかった。配列に違和感はなく、使い始めの段階からスラスラと入力できるに違いない。キーストロークは1.5~1.7mmで、やや深めに作られている。押した瞬間のクリック感が固く、確かな手応えを感じられた。ただしそのぶん軽めのタッチでもカタカタとしたタイプ音が聞こえる。うるさくはないが、静かな場所では多少周りに配慮したほうがいいかもしれない。
違和感のないキー配列。パームレストも大きく、ゆったりとした余裕のある作りだ | タイプ感はやや固めでしっかりとしているが、そのぶん音がカタカタと聞こえる |
タッチパッドはやや大きめで、ダイナミックなジェスチャーも楽々と行なえる | キーボード右下には指紋センサー。顔認証と指紋認証のダブル生体認証対応だ |
「HP ProBook x360 435 G7」には非常に強力なセキュリティ機能が豊富に用意されている。ハードウェア面ではBIOSパスワードなどの基本的な機能に加え、攻撃を受けたBIOSを自動修復する「HP Sure Start」や破壊または削除されたストレージ上のMBR/GPTを復元する「HP BIOSphere」に対応。ソフトウェアレベルではAIによるディープラーニングからマルウェアを検知したり、サンドボックス的に使えるブラウザを利用したりできる。企業レベルの高いセキュリティを実現可能だ。大切なデータを守るためにも、積極的に活用したい。
標準収録の「HP Client Security」で、さまざまなセキュリティ機能をセットアップ可能 | Chroniumベースのブラウザ「HP Sure Click」。ブラウザー上で行なわれる悪意ある攻撃を無効化できる |