エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.938
2020.12.01 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
次に人気バトルロイヤルゲーム「フォートナイト」のスコアを確認していこう。解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、グラフィックスクオリティを“最高”、APIはDirectX 12を選択し、DXRは有効・無効の2種類で計測を行った。
まずDXR無効時のスコアを確認すると、フルHD解像度でも約13%、WQHD解像度や4K解像度では約15%。DXR有効時はいずれも約12%の差があり、「フォートナイト」で少しでもフレームレートを稼ぎたい場合は、GeForce RTX 3070を選択したほうがいいだろう。一方、フルHD解像度で144Hz前後の液晶ディスプレイと組み合わせるならGeForce RTX 3060 Tiでも十分なパフォーマンスを発揮する。またDLSSについては、DXRの有効・無効に関係なくフレームレートが飛躍的に上昇することから、特に高解像度環境で使用する場合は忘れずに有効化しておこう。
次に協力プレイに特化したFPSゲーム「Wolfenstein: Youngblood」のスコアを確認しよう。こちらも解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、グラフィックスクオリティは最高品質の“マイン・レーベン!”、ベンチマークテストは“ラボ”を選択し、DXRは有効・無効の2種類で計測を行った。
DXR無効時のスコアは、フルHD解像度で約10%と差が小さいものの、WQHD解像度や4K解像度では約14%に広がる。またDXR有効時は、フルHD解像度では約3%に差が縮まるものの、WQHD解像度や4K解像度ではやはり約14%の差があり、解像度が高くなると一気にパフォーマンスが落ちる傾向がある。なおDLSSについては「フォートナイト」と同じく、その効果はとても高い。基本的には、設定や解像度に関係なく有効化しておいたほうがいいだろう。
次にリアルタイムレイトレーシング機能にいち早く対応した「Battlefield V」のスコアを確認していこう。描画品質は“最高”、解像度はこれまでと同じ1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、DXRは有効。なおフレームレートの計測は、シングルプレイヤーモード「大戦の書」の「最後の虎」で行っている。
フルHD解像度やWQHD解像度では差が約13%前後に留まるのに対して、4K解像度では約17%にまで差が広がり、やはりWQHDを超える高解像度環境での落ち込みが大きい。またDLSSを有効にすると落ち込みは約13%まで低減されるが、フレームレートは52fpsで頭打ち。「Battlefield V」をDXR有効にした状態で、4K解像度でプレイする場合は、GeForce RTX 3070以上のグラフィックスカードを選択する必要がある。