エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.939
2020.12.04 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
画像による検証が一段落したところで、ここからはMINISFORUM「X400」を実際に起動して、そのパフォーマンスを検証していこう。なおUEFIには、省電力設定が用意されていたので、今回は標準設定である「Auto」に加え、最も省電力な「35W」設定を選択した状態でもテストを行うことにした。
APUには、「Zen 2」アーキテクチャを採用する6コア/12スレッドのRyzen 5 PRO 4650Gを搭載 |
「CPU-Z 1.94.8」で確認をしたところ、チップセットはX400だった |
メモリはDDR4-3200駆動のKingston製SO-DIMMメモリを2枚搭載。しっかりとデュアルチャネルで動作していた |
ワイヤレスモジュールはWi-Fi 6をサポートするIntel Wi-Fi 6 AX200を搭載。対応ルーターを用意すれば最高2.4Gbpsの高速通信が可能 |
SSDはKingstonの組み込み向けモデル「OM8PDP3256B-A01」を搭載。インターフェイスはPCI-Express3.0(x4)接続に対応する |
転送速度はシーケンシャル読込が2,331MB/sec、書込が1,270MB/sec、ランダム読込が233,337 IOPS、書込が275,923 IOPSで、NVMe M.2 SSDとしてはミドルレンジクラス |
ブート画面は「MINISFORUM」のロゴが中央に表示されるシンプルな構成 |
UEFI画面も最近流行りのGUIを使用したものではなく、BIOS風のCUIベースのものを採用している |
電力設定は、「Advanced」タブの「System Configuration AM4」で設定が可能 | 「UMA Frame buffer Size」でビデオメモリの設定が可能。なお後半のゲーム関連ベンチマークでは「Auto」(512M)から「4GB」に変更している |
「Auto」設定ではマルチコアテストで全コア4.10GHz前後、シングルコアテストは4.30GHz前後で動作 |
「35W」設定ではシングルコアテストは4.30GHz前後で変わらず。一方、マルチコアテストは3.55GHz前後で頭打ちとなり約15%クロックが低下した |
GPUコアのクロックは1,900MHz、メモリクロックはメインメモリと同じ3,200MHzで動作 |