エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.940
2020.12.06 更新
文:藤田 忠/撮影:松枝 清顕
NUCらしい組み立てやすさを確認したあとは、8コア/16スレッドの「Core i9-9980HK」を搭載する「NUC9i9QNX」のパフォーマンスをチェックしていこう。
「NUC9i9QNX」は、8コア/16スレッドの「Core i9-9980HK」を搭載する |
CPU内蔵GPUは「Intel UHD Graphics 630」になる | GeForce RTX 2070を搭載した状態のパフォーマンスも計測を行っている |
エントリーモデルとなる「SSD 660p」。512GBモデルでは、リード1,596MB/sec、ライト986MB/secの性能を発揮する |
まずはCPUのパフォーマンスを計測する「CINEBENCH」シリーズからだ。バージョンは比較するスコアがまだ少ないが、最新の「CINEBENCH R23」も実行している。これまでと同じく、旧バージョンのスコアとの比較は意味がない。
2世代前になる第9世代プロセッサーとなる「Core i9-9980HK」だが、シングルコアのスコアは、同世代デスクトップ向けCPUでスレッド数も同じになる「Core i9-9900」に迫る結果を出している。マルチコアはTDPが45Wに制限されるモバイル向けCPUなので、R15で1,708cb、R20で3,594pts、R23で8,951ptsに留まるが、モバイル向けCPUとしては十分優秀なスコアと言える。