エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.942
2020.12.11 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
「MEG B550 UNIFY」のオーディオ回路は、ノイズの干渉を防ぐ独立設計の「Audio Boost 4」が搭載されている。Realtekの上位コーデック「ALC1220P」をベースにした7.1chサラウンド対応の高音質オーディオで、S/N比120dBの低ノイズ設計が特徴。回路全体が基板レベルで分離されているほか、左右チャンネル用に独立したレイヤーを使用してクロストークの発生を防いでいる。日本ケミコン製の音響コンデンサを採用するなど、部材にもこだわりが光る構成だ。
また、MSIマザーボードでお馴染みとなっているサウンドユーティリティの「Nahimic」に対応。イコライジングやプリセットの設定、音の方向を視覚的に把握できる「サウンドトラッカー」などの機能が利用できる。
ゲーミングマシン向けの豊かなサウンドが期待できる、高音質オンボードオーディオの「Audio Boost 4」を備えている |
オーディオチップはRealtek「ALC1220P」を採用。コンデンサは日本ケミコン製の音響専用コンデンサが実装されていた |
オーディオ回路を基板裏面からチェック。主要エリアとは、基板レベルで分離された独立設計担っていることが分かる |
手軽にサウンドをカスタマイズできる総合ユーティリティ「Nahimic」に対応。イコライザー設定やバーチャルサラウンドの有効化、プリセットの適用など幅広い設定が用意されている |
マイクのノイズやエコーの除去など、ボイスチャット向け機能も。「サウンドトラッカー」を有効化すれば、ゲーム中の音の方向がレーダーのように把握できる |
続いて、組み上げたPCの使い勝手を左右する要素でもある、バックパネルインターフェイスの構成をチェックしよう。昨今のトレンドになっている一体型I/Oパネルを装備、PCケースへの組み込みも容易に行える。
有線ネットワークはRealtek「RTL8125B」による2.5ギガビットLANを搭載。ワイヤレスネットワークはIntel「Wi-Fi 6 AX200」によるWi-Fi 6+Bluetooth 5.1に対応する。
USBはUSB3.2 Gen.2 Type-A×3、USB3.2 Gen.2 Type-C×1、USB2.0×4の合計8ポートを装備。オーバークロックの際に便利なCMOSクリアボタンに加え、電源ユニットのみでBIOSアップデートが可能な「Flash BIOS」ボタンもバックパネル上に備えている。
充実したインターフェイスが揃うバックパネル。2.5ギガビットLANやWi-Fi 6、複数のUSB3.2 Gen.2ポートなどが搭載されている |
Wi-Fi 6+Bluetooth 5.1に対応する、IntelのWi-Fiモジュール「Wi-Fi 6 AX200」が実装済み |
付属のブレードアンテナを接続する、アンテナ端子×2を備えている |
CPUやメモリなしでBIOSをアップできる「Flash BIOS」ボタン、CMOSクリアが可能な「CLEAR CMOS」ボタンは、いずれも便利な機能だ |
マザーボードの画像セッションを締めくくるにあたり、最後は基板上に実装された各種便利機能やコネクタ、チップ類をチェックしておこう。
24pin電源コネクタ | CPU補助電源は、オーバークロックを見据えた8pin×2構成 |
基板上に実装されている6pinのPCI-Express補助電源 |
検証やオーバークロックの際に重宝する、パワー/リセットボタン |
POSTコードを表示する「Debug Code LED」 | 起動エラーの際に、手早くどこに問題があるか把握できる「EZ Debug LED」 |
フロントパネル用のUSB3.2 Gen.2 Type-Cコネクタ | Nuvoton製I/Oコントローラ「NCT6687D-R」 |
マザーボード上にLEDは非搭載なものの、ARGBおよびRGBピンヘッダは複数箇所に実装。RGBデバイスの制御能力は通常モデル同様に備えている |