エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.945
2020.12.19 更新
文:藤田 忠/撮影:松枝 清顕
24スレッドすべてが4.55GHzで動作したオーバークロック状態のRyzen 9 5900Xを、余裕で冷やせている「SR36PRO」。ここからは高い冷却性能を活かして、ファン回転数を静音寄りにカスタマイズして試していこう。
まずはファン回転数が常時1,100rpm台になる30%に設定して、「OCCT」テストを実行だ。テスト終盤10分間のCPU温度を確認すると、さすがに50℃台の維持は難しく、60℃台で推移。とは言え、70℃ラインを超えることはなく、テスト中最大温度も68.7℃に抑えることができている。
CPUコアクロックは、デフォルト回転数時から若干ダウンしているが、依然として平均4.524GHzという高オーバークロック動作を維持している。
ファン回転数は30%に固定しているため、多少のブレはあるが1,100rpm台で推移しており、騒音値は常時40dBAを切っている。バラック状態では多少回転音が耳に入ってくるが、PCケースに収めた状態なら、まず気にならないレベルだ。