エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.946
2020.12.21 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影・pepe
続いて「HD Tune Pro 5.75」を使い、より詳細な挙動とパフォーマンスをチェックしていこう。
【Benchmark Read】 |
【Benchmark Write】 |
【FileBenchmark】 |
【Random Access Read】 |
【Random Access Write】 |
「Benchmark」は「Read」が約2,500MB/sec、書込が約3,000MB/secでいずれもフラットなグラフ。「File Benchmark」の「Transfer speed」や「Block size mesurement」もスコアが安定しており、「HD Tune Pro 5.75」は全体的に得意としている事がわかる。さらに「Random Access」は「Read」が63,315 IOPS、「Write」に至っては69,003 IOPSをマークし、これまでチェックしてきたSSDの中でもトップクラスのパフォーマンスを発揮する。
次に「ATTO Disk Benchmark 4.00」でもシーケンシャルアクセスの性能をチェックしておこう。
【ATTO Disk Benchmark 4.00】 |
「Ver 4.00」になってスコアがシビアになった「ATTO Disk Benchmark 4.00」だが、読込は最高6.84GB/sec、書込も最高6.16GB/secで、やはりこれまでチェックしてきたシングルSSDの中では間違いなく最速。またデータサイズ128KB以上はスコアも安定しており、パフォーマンスもさることながら、安定性についてもかなりチューニングが進んでいる印象だ。
続いて、シーケンシャル書込が5,500MB/sec、ランダム読込が350,000 IOPSと若干控えめに設定されている、1TBモデル「CSSD-M2M5GPG4VNZ」についてもパフォーマンスを検証していこう。
対応機能については2TBモデルと全く同じ。なお「CrystalDiskInfo 8.8.9」を始め、一部のベンチマークで、製品名の表示がおかしいがこれは評価サンプルのため。製品版では修正されているので安心してほしい |
【AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247:総合ベンチマーク】 |
【AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247:Compression-Benchmark】 |
2TBモデルとの比較では、公称スペック通りシーケンシャル書込とランダム読込が低下している。ただしそれ以外のスコアはいずれも同等以上。総合スコアも9,161ポイントで、1TBモデル「CSSD-M2M1TPG4VNZ」のパフォーマンスは、2TBモデル「CSSD-M2M2TPG4VNZ」の8割強といったところ。また「Compression-Benchmark」の読込はやはり若干右肩上がりで、圧縮率の高いデータの方が得意なようだ。