エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.949
2020.12.31 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
次に人気バトルロイヤルゲーム「フォートナイト」のスコアを確認していこう。解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、グラフィックスクオリティを“最高”、APIはDirectX 12を選択した。
フルHD解像度なら最高画質でも平均フレームレートは250fpsを上回り、240Hzクラスの高速液晶ディスプレイとの組み合わせにオススメだ。またWQHD解像度や4K解像度でもマルチプレイの目安となる60fpsは楽にクリア。さらに画質を若干調整してやれば、4K/120Hzの液晶ディスプレイも現実的な選択肢になるだろう。
なおDefaultとOC Modeの差はフルHD解像度ではほとんどなし。ただし、WQHD解像度では1%、4K解像度では2%に差が広がり、やはりGPUの負荷が高くなるにつれて効果が大きくなる。
協力プレイに特化したFPSゲーム「Wolfenstein: Youngblood」のスコアも確認しておこう。こちらも解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、グラフィックスクオリティは最高品質の“マイン・レーベン!”、ベンチマークテストは“ラボ”を選択した。
フルHD解像度やWQHD解像度なら平均フレームレートは300fps超え。4K解像度でも160fpsを超える素晴らしい結果。ここまでの結果を見る限り、「Radeon RX 6800 XT Phantom Gaming D 16G OC」なら、レイトレーシング機能のない(もしくは有効にしない)状態であれば、4K解像度でも最高品質・高リフレッシュレート環境でゲームを楽しむことができる。
ゲーム系ベンチマークのラストは、リアルタイムレイトレーシング機能にいち早く対応した「Battlefield V」のスコアを確認していこう。描画品質は“最高”、解像度はこれまでと同じ1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、DXRは有効。なおフレームレートの計測は、シングルプレイヤーモード「大戦の書」の「最後の虎」で行っている。
4K解像度では50fps前後でややマルチプレイは厳しいスコア。ただしWQHD解像度なら約93fps、フルHD解像度なら130fpsに近いスコアで、レイトレーシングを有効にした場合でもストレスなくゲームをプレイできる。またDefaultとOC Modeを比較すると、フルHD解像度や4K解像度ではこれまでと同様約2%の差がついた。