エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.952
2021.01.11 更新
文:/撮影・pepe
基本仕様と外観を確認したところで、実際に電源を入れてその映り具合を確認していこう。液晶パネルは高コントラストなVA方式で駆動、視野角は水平垂直共に178°と広い。これらのスペックも上位機種である「Optix MAG272CQR」と全く同じだ。
上下に傾けるとコントラストの低下と色被りが確認できる |
左右に傾けると輝度の低下と色被りを確認できる |
角度をつけると左右端でその変化が大きくなる印象がある。ここまで極端に傾ければどんなパネルであっても画質の低下は発生するが、実際のところこのような状態で使うことはまずないだろう。色深度は8bit+FRCで約10億7,300万色、色域はデジタルシネマ向けの広範囲色域であるDCI-P3を約90%カバー、さらに一般的なデジタルデバイスで広く使用されるsRGBをほぼ100%カバーするほか、3,000:1の高コントラスト比でメリハリのある画質だ。撮影環境に影響される多少の誤差はあるものの、実際の映りに関しても上位モデルと差は無い。
Naviキーを押し込むと、おなじみのMSIゲーミングOSDが起動する |
ここからは、「Optix MAG272C」のゲーミングOSDを起動させてメニューを確認していこう。OSDの制御は十字方向と押し込み操作が可能なジョイスティックタイプの「Naviキー」で操作する。メインメニューを起動させると各種ゲーミング機能を設定する「ゲーム」、特殊な効果を適用する「プロフェッショナル」、画質を調整する「イメージ」、信号入力を切り替える「入力源」、Naviキーのショートカットを割り当てる「Naviキー」、その他各種OSD設定を行う「設定」といった項目が並ぶ。
また、デスクトップOSDアプリとなる「Gaming OSD」については、上位モデルである「Optix MAG272CQR」のレビューで詳しく解説しているため、そちらを参照してほしい。