エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.953
2021.01.15 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
「ROG Crosshair VIII Dark Hero」に実装されるオーディオ回路は、ESS製DAC「ES9023P」とライン入力接続でS/N比113dBを実現した7.1ch対応コーデック「S1220」を組み合わせた「SupremeFX7.1」だ。デジタル回路からのノイズを防ぐため「オーディオラインシールド」によって完全に独立した設計で、プラスチック製のカバーも実装。さらに音の歪みを抑えつつ音質を改善するTexas Instruments製オペアンプ「RC 4580」や、ヘッドフォンのインピーダンスを検知する「スイッチングMOSFET」、明瞭かつ自然なサウンドを生成する「ニチコン製オーディオCAP」を搭載する。
7.1ch対応コーデック「S1220」を使用した高音質オーディオ回路「SupremeFX7.1」 |
2種類の電解コンデンサはいずれも「ニチコン製オーディオCAP」で、ESS「ES9023P」も実装 |
オーディオ回路は「オーディオラインシールド」で、メイン基板から分離されている |
好みや使用するソフトウェアに合わせてオーディオ設定を変更できる「SONIC STUDIO」 |
「SONIC RADAR III」を使えば、音の位置をゲーム内で視覚化することができる |
バックパネルインターフェイスはUSB3.2 Gen.2×8(Type-Ax7/Type-Cx1)、USB3.2 Gen.1×4、オーディオ端子x5、光オーディオ端子x1で、ネットワークはギガビットLANx1、2.5ギガビットLANx1、Wi-Fi 6無線LAN機能を搭載。またチューニングをする際に便利な「CMOSクリアボタン」や、CPUやメモリを使わずにBIOSアップデートができる「BIOS FlashBack」ボタン、紛失の心配がない「プリマウントI/Oシールド」などの独自機能を備える。
全12ポートのUSBや、2系統の有線LAN、Bluetoothにも対応するワイヤレス機能など充実したバックパネルインターフェイス。なお有線LANポートはいずれも「Anti-surge」仕様だ |
「BIOS FlashBack」ボタンを使えば、USBメモリと電源のみでBIOSのアップデートが可能 | 有線ネットワークはギガビットLANと2.5ギガビットLANを搭載。また「BIOS FlashBack」を利用する際には白枠のUSBポートを使用する |
バックパネルインターフェイスは「AURA Sync」によるイルミネーション機能を備えた専用カバーで保護されている |
2.5ギガビットLANチップはRealtek「RTL8125-CG」(画像左)、ギガビットLANチップはIntel「I211-AT」(画像右) |
ワイヤレスモジュールはWi-Fi 6+Bluetooth 5.1に対応するIntel Wi-Fi 6 AX200 |
無線LANやBluetoothの電波強度を高める大型のエッジアンテナも付属 |
「GAMEFIRST VI」を使えばネットワーク状況の確認や帯域幅などの設定が可能 |