エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.954
2021.01.18 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
K256GSSDS3-N61(256GB) 販売価格税込3,480円前後(2021年1月現在) K512GSSDS3-N61(512GB) 販売価格税込5,980円前後(2021年1月現在) K01TBSSDS3-N61(1TB) 販売価格税込10,980円前後(2021年1月現在) 製品情報(ESSENCORE Limited(KLEVV)) |
ESSENCOREは、半導体メーカーとして世界2位の市場シェアを誇るSK Hynixと同じSKグループ傘下の子会社として2014年に設立された。近年はメモリモジュールやフラッシュメモリ、SSDの製造、販売で急速な成長を遂げており、パーツショップや通販サイトでその名を目にした人も少なくないだろう。
「KLEVV NEO N610 SSD」シリーズは、ESSENCOREの扱うSSDの中では2.5インチSATA(6Gbps)SSDのエントリーモデルに位置付けられる。安価な製品では省略されることが多いDRAMキャッシュを内蔵するのが特徴で、SSDの寿命を延長し実行速度を向上させると同時に耐久性が強化されている。発売は昨年7月と、登場からすでに半年以上が経過しているが、単体での販売はもちろん「旧型ノートPCをリファビッシュするための換装用SSDとして専門業者からの引き合いが強い」(アーキサイト担当者)という。
製品画像が大きくデザインされたパッケージ。SSDらしく実測122×150×21mmのコンパクトサイズで、5年保証や3D NANDの採用が謳われている |
採用NANDは3D TLC NAND(非公開)で、コントローラは4chアクセスに対応するSilicon Motion「SM2258」。製品情報による公称転送速度は、シーケンシャル読込560MB/secと書込520MB/sec。対応機能はS.M.A.R.T.、TRIM、DEVSLEEP、グローバルウェアレベリング、オーバープロビジョン。エントリーモデルながら5年間の長期保証が提供される。SSDとしては一般的なスペックで、公称値を見る限りインターフェイスの限界に迫るシーケンシャル速度を謳っている。
なお製品にはデータマイグレーションソフトウェア「Acronis True Image HD 2018」のアクティベーションキーが提供(メールでの認証が必要)されるため、既存のシステムをそのまま移行することもできる。