エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.955
2021.01.22 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ここからは、実際のゲームを想定したゲームベンチマークやゲームソフトでのチェックを実施していく。まずは⼈気MMO RPGの最新アップデート版「ファイナルファンタジーXIV: 漆⿊のヴィランズ」の公式ベンチマークテストの結果を確認しよう。
もともとNVIDIA GeForceシリーズに最適化されているベンチマークだが、4K解像度でも最高判定である”非常に快適”の7,000ポイントを2倍以上も上回る。WQHD解像度やフルHD解像度ではトリプルスコアを優に超える結果で、「ファイナルファンタジーXIV: 漆⿊のヴィランズ」なら、高解像度な液晶ディスプレイでも最高画質でゲームを楽しむことができる。
またリファレンスモデルとDefault、DefaultとOC Modeを比較すると、フルHDやWQHDでは1%前後とごくわずか。ただし、4K解像度ではいずれも3%前後の差がつき、GPUの負荷が大きくなるに連れてGPUクロックの影響が大きくなる。
続いて、重量級ゲームとして知られる「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」ベンチマークの結果を確認していこう。
こちらもNVIDIA GeForceシリーズに最適化されているベンチマークだが、フルHD解像度のスコアは15,000ポイントを超え”非常に快適”、WQHD解像度でも12,000ポイントを超え”とても快適”を獲得。さらに4K解像度でもDLSSが使えないにも関わらず判定は”快適”で、「Radeon RX 6900 XT Phantom Gaming D 16G OC」なら、いずれの解像度でも高品質な設定でゲームを楽しむことができる。
次にタクティカルシューターゲーム「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」のベンチマーク結果を確認していこう。APIはRadeon RXシリーズが得意にしているVulkanで、解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類、総合品質は“最高”を選択した。なお計測にはゲームに内蔵されているベンチマークテストを使用している。
フルHD解像度で約630fps、WQHD解像度で約520fps、4K解像度でも約300fpsという圧巻のスコア。「Radeon RX 6900 XT Phantom Gaming D 16G OC」で、「Rainbow Six Siege」をやるなら、高解像度かつ高リフレッシュレートの液晶ディスプレイを組み合わせたい。
またリファレンスと比較するとWQHD解像度や4K解像度ではDefaultで約4%、OC Modeでは約7%の差がつき、実際のゲームでも解像度が上がるにつれてクロックの影響が大きくなるようだ。