エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.956
2021.01.26 更新
文:撮影・こまめ
「GS66 Stealth」は8コアCPUとNVIDIA GeForce RTX 30 Laptop GPUシリーズを搭載する高性能なゲーミングノートPCだが、そのフォルムは一般的なスタンダードノートPCと変わらない。筆者が所有するオールブラックな15.6型ビジネスノートPCと比べたところ、サイズは同程度だった。厚みがほぼ均一なフラットな仕上がりにより、重厚感がありながらもスタイリッシュな印象を受ける。重量は約2.1kgで最近の15.6型としては軽くはないものの、先進パーツが組み込まれていることを考えると十分軽量だ。
本体カラーはブラック。MSI製ゲーミングノートPCではおなじみのドラゴンエンブレムも黒で描かれているため、光の当たり方によってはほとんど目立たない | 重量は公称値で約2.1kg、実測で2.139kgだった。ミドル~ハイエンドクラスのゲーミングノートPCとしては軽量だ |
フットプリントは幅358.3×奥行248mmで、B4サイズよりもひと周り弱小さい程度。一般的な15.6型のスタンダードノートPCと変わらない大きさ |
本体背面。本体部分の厚みは実測で19.8mmたが、底面部のゴム足を含めると24.3mmだった。設置時はやや厚みを感じる |
インターフェース類は種類は多くないものの、ゲームを楽しむには十分な構成だ。フルサイズのUSB端子は左右それぞれに用意されており、複数の有線ゲーミングデバイスを利用する際にケーブルを取り回しやすい。ただ電源コネクターや有線LANなど繋ぎっぱなしで利用する端子が側面の中央付近に配置されているため、両脇がケーブルでゴチャついてしまう。最近は低遅延のワイヤレスゲーミングデバイスが増えているので、ケーブル対策として導入するのはアリだ。
左側面には電源コネクターとUSB3.2 Gen.2 Type-C (Thunderbolt 3兼用)、HDMI、USB3.2 Gen.2×2 | 右側面はヘッドホン出力、USB3.2 Gen.2×2、有線LAN |
付属の電源アダプター。重量は実測894g |
底面カバーを外せば、内部のメンテンスを行なえる。パーツの交換や増設も比較的簡単なので、メモリやストレージの容量不足が気になりだしたらチャレンジしてみるといいだろう。
底面部には大きめの吸気口が設けられている |
底面カバーを外した状態 |
メモリスロットは2基 | ストレージ用のM.2スロットは2ポート |
ストレージ用のM.2スロットは2ポート |
「GS66 Stealth」ではMSI独自の冷却機構「Cooler Boost Trinity+」を採用している。7本ものヒートパイプや3基の空冷ファンを使用することで本体内部の熱を効率的に排出し、CPUとGPUの安定稼働を実現しているのだ。
7本のヒートパイプと3基の空冷ファンで構成された「Cooler Boost Trinity+」 |
空冷ファンは左右の角付近に設置されており、本体の熱を左右側面と背面から排出する |