エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.956
2021.01.26 更新
文:撮影・こまめ
「フォートナイト」では解像度を1,920×1,080ドットに設定し、画質プリセットを変更しながら1分間のフレームレートを「NVIDIA FrameView」で計測した。レンダリングモードは「DirectX 12(ベータ)」で、ゲームモードは「ソロ」だ。
レイトレーシングを無効にした状態であれば、フルHDの最高画質で平均118.2 FPSだった。最小FPSが30.8 FPSと出ているが、これは計測に使った「NVIDIA FrameView」がFPSを低く拾ってしまうことがあるため。実際の動きは非常になめらかで、フレームレートの低下は感じられない。240~300Hzの高リフレッシュレートを活かすためにさらにフレームレートを上げるなら、DLSSを有効にしたり画質を支障のない範囲で下げればいいだろう。
レイトレーシングを有効にすると、プレイ中にわずかなカクつきを感じることがある。だがDLSSを有効にしていれば気にならなかった。とは言え、バトルロイヤル形式の対戦プレイでレイトレーシングを楽しむことはあまりないはず。パーティロイヤルでワイワイと楽しむような場面向きだ。
「Cyberpunk 2077」では解像度を1,920×1,080ドットに設定。画質のプリセットとDLSS設定を変更しながら、ナイトシティーを車で走行した際の1分間のフレームレートを「NVIDIA FrameView」で計測している。
レイトレーシングを利用しなければ、フルHDの最高画質でも十分快適に楽しめるパフォーマンスだ。DLSSを有効にすれば、さらになめらかな動きを堪能できるだろう。レイトレーシングを最高レベルで有効にすると平均60 FPSを割り込んでしまうが、プレイできないほどではない。だが快適に楽しむなら、レイトレーシングのクオリティーをやや下げるかDLSSをパフォーマンス優先に変更するといい。フォトモードで決めカットを撮りたいときだけ画質を上げるのがおすすめだ。
「Watch Dogs: Legion」では解像度を1,920×1,080ドットに、画質を最高クオリティーの「最大」設定。DLSSとレイトレーシングのクオリティーを変えながら、内蔵のベンチマーク機能でテストを行なった。
このゲームも負荷がそれなりに高く、レイトレーシングが無効でも最高画質で平均67 FPSと快適に遊べる目安(平均60 FPS)をかろうじてクリアできるレベルだ。レイトレーシングについてはDLSSを有効にすれば、最高画質でもなんとかと言ったところ。ただし本編ではより負荷が高くなるので、実際には最高画質でのプレイは少々厳しいかもしれない。レイトレーシング品質を下げ、DLSSをパフォーマンス優先に設定することをおすすめする。