エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.958
2021.01.31 更新
文:撮影・こまめ
「AERO 15 OLED」は位置付け的にはクリエイター向けノートPCだが、本体デザインはゲーミングノートPCに通じるものがある。フットプリントはコンパクトながらやや厚みを感じさせる作りで、スタイリッシュというよりも重厚な雰囲気だ。とは言え高いパフォーマンスを実現していることを考えれば、ある程度のゴツさは仕方がない。ブラックの本体カラーも相まって「質実剛健」というイメージがしっくりくる。
フットプリントは幅356×奥行250mmで、B4サイズ (幅364mm、奥行き257mm)よりもひと回り小さい印象。高性能なクリエイター向けノートPCとしてはコンパクトだ |
背面部分には大型の排気口。本体自体は実測20.8mmでそれほど厚くはない。しかし底面部のゴム足が高く、設置時の高さは24.3mmとやや厚めだ |
本体重量は実測で2.22kg | 付属の電源アダプタ。重量は実測839g |
本体カラーはブラック。電源を入れるとロゴが点灯する | パームレスト部分。なお本体の主素材にはアルミニウム合金が使用されている |
上部と左右のベゼルは公称値で幅3mm。確かに細いが3mmはパネル周辺を囲むフレームの太さで、天板部分まで含めた実際の太さは6.8mmだった。ボトムベゼルはかなり太め |
インターフェイス類は十分な構成だ。フルサイズのUSB端子は3ポートで、USB Type-CはThunderbolt 3兼用。映像出力としてはHDMI 2.1とminiDisplayPortを備え、USB Type-Cでも出力可能だ。SDサイズのメモリーカードリーダー(UHS-II対応)も用意されており、デジカメで撮影した写真をそのまま取り込むことが可能。クリエイティブワーク向けとしては過不足ないと言っていい。
左側面にはHDMI 2.1、miniDisplayPort、USB3.2 Gen.1、ヘッドホン端子、有線LAN |
右側面はUSB3.2 Gen.1×2、USB Type-C(Thunderbolt兼用)、UHS-II対応SDカードリーダー、電源コネクタ |
92万画素のWebカメラはディスプレイ下部に設置されている。盗み見防止用のシャッター付き | タッチパッド左上には指紋センサー。指紋を登録しておけば、触れるだけサインイン可能だ |
底面カバーを外せば、内部のメンテンスを行なえる。底面カバーの取り外しにはT6トルクスドライバーが必要だが、取り外すこと自体は難しくない。ハイスペックな機種なのでしばらくはパーツ交換は必要ないはずだが、容量をアップグレードしたくなったらチャレンジしてみるといいだろう。
底面部には大きな給気口 | 底面カバーを外した状態 |
メモリスロットは2基 | M.2スロットはストレージ用とWi-Fi用を実装 |
71枚のファンブレードを備える2基のファンと5本のヒートパイプで構成された、GIGABYTE独自の「WINDFORCE Infinity冷却システム」 |
排気口付近に備え付けられたヒートパイプと放熱フィンが内部の熱を効果的に排出する |
背面側にも大型の排気口が設けられている |