エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.960
2021.02.05 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
それでは実際のゲームプレイ時はどうなるだろうと、オンラインの人気タイトルである「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ」の公式ベンチマークを動作させてみた。現実的なプレイ水準を確認するため、解像度は1,280×720ドットに固定。その状態で描画品質をデスクトップPC・ノートPC向けそれぞれの「高品質」と「標準品質」に設定し、スコアと平均フレームレートを比較することにした。
「標準品質」では、ともに“とても快適”な水準をクリアし、平均フレームレートも40fpsに迫る好結果をマーク。無理のない設定をチョイスすることで、十分にゲームプレイも可能であることが分かった。「高品質」でも“やや快適”を満たすスコアが出ており、シチュエーション次第ではプレイできなくはない。単なるビジネス向けPCを超えた働きが期待できそうだ。
CPUやグラフィックスの検証が一段落したところで、「VC66-C2B7025ZN」に組み込まれていたストレージの性能をチェックしておこう。評価機にはPCI-Express3.0(x4)に対応するIntelのエントリーNVMe M.2 SSD「SSD 660p」シリーズから、256GBモデルの「SSDPEKNW256G8」が搭載されていた。出荷時期次第では構成が変わる可能性があるものの、ひとまずその性能と挙動を確かめてみよう。
16GiB(MB/s) | 16GiB(IOPS) |
エントリー向けモデルとあって、シーケンシャル読込は約930MB/sec、同書込が約480MB/secと、SATA3.0 SSDよりは高速といった結果に。せっかくならより高性能なSSDを組み込んでみたい、と考えた人もいるだろうか。しかし性能は控えめながら動作傾向は安定しており、ヒートシンク非搭載にも関わらず、コントローラ温度は最大でも70℃未満。グラフにも極端な乱れは少なく、十分にポテンシャルを発揮できているようだ。