エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.963
2021.02.16 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
ここからは、より実際のゲームシーンに近い環境でのテストへ移行。オンラインゲームの人気タイトルである「ファイナルファンタジーXIV: 漆⿊のヴィランズ」のベンチマークテストを動かしてみよう。描画品質は“最高品質”、解像度を1,920×1,080ドットと2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3パターンに設定して計測を行った。
まずスコアからチェックしておくと、すべての解像度において“非常に快適”な水準をダブルスコア以上でクリア。平均フレームレートも4K解像度ですら90fpsを超えており、快適プレイに疑いはない。このクラスのオンラインゲームであれば、最高レベルの負荷をかけつつ、高リフレッシュレートなゲーミング液晶のポテンシャルも引き出せるだろう。
続いては、バトルロイヤルの人気タイトル「フォートナイト」をプレイ。各種設定におけるプレイの快適水準を探ってみよう。グラフィックスクオリティは“最高”、APIはDirectX 12を選択、解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3パターンに設定した。なお、レイトレーシング機能を有効化した際のフレームレートも合わせてチェックしておこう。
画質よりフレームレート重視なタイトルながら、4K解像度でも平均90fpsに迫る快適なプレイ環境を維持できている。画質に妥協することなく、高リフレッシュレート対応のゲーミング液晶でプレイ可能な水準だ。
ただしレイトレーシング機能を有効にすると、フレームレートはほぼ半減。それでも2KおよびフルHD解像度では高水準のフレームレートを維持できており、解像度次第ではレイトレーシングを有効にしても問題はなさそうだ。
ゲーム系の検証を締めくくるのは、かなり早い時期からレイトレーシングに対応していた重量級タイトルの「Battlefield V」。描画品質は“最高”、解像度はこれまで同様に1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3パターンに設定。レイトレーシング機能を有効にした状態にて、それぞれの環境で計測を行った。なお、ゲームモードは、シングルプレイヤーモード「大戦の書」の「最後の虎」をプレイしている。
フレームレートが落ち込むレイトレーシング設定下においても、4K解像度でも平均60fpsに迫るパフォーマンスを発揮。どの解像度でも基本的なプレイに不自由はなさそうだ。2KおよびフルHD環境では、ゲーミング液晶を組み合わせてもポテンシャルを十分に引き出せるだろう。