エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.965
2021.02.21 更新
文:撮影・こまめ
同じく「3DMark Version 2.17.7137 s64」から、DirectX 11のパフォーマンスを計測する「Fire Strike」の結果について。
フルHD解像度の「Fire Strike」およびWQHD解像度の「Fire Strike Extreme」は非常に優秀な結果だ。4K解像度の「Fire Strike Ultra」については負荷が高いためスコアが1万を割り込んではいるが、それでも十分な結果だと言っていい。タイトルによっては4K解像度でも十分快適に楽しめるだろう。
従来のGPUと比較しても、NVIDIA GeForce RTX 3080搭載の「GE76 Raider」はゲーミングノートPCとしては最高クラスのパフォーマンスだと言っていい。レイトレーシングなしのフルHD/WQHD解像度ではややオーバースペック気味ではあるが、ゲームプレイの配信などを高画質で行なうならこれくらいのパワーは確保しておきたい。
同じく「3DMark Version 2.17.7137 s64」から、レイトレーシング性能を計測する「Port Royal」の結果だ。
他のテストと同様、やはり前世代のハイエンドGPUを大きく上回るスコアが出ている。Graphics testの平均は36.08FPSであったものの、このテストは負荷が高いため設定次第では快適に遊べるタイトルも多いはずだ。
「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ」の公式ベンチマークソフトでは、解像度を1,920×1,080ドットのフルHDと3,840×2,160ドットの4Kに設定してテストを行なった。
グラフィックス処理はやや重くそこそこのパフォーマンスが求められる中量級タイトルだが、フルHD解像度では最高画質でも十分すぎるほどの結果だった。4K解像度では最高品質でも快適に遊べる目安の平均60FPSを上回っているが、負荷の高い大規模レイド戦などでは若干フレーム落ちするかもしれない。設定を「高品質(ノートPC)」あたりにまで下げれば、カクつくことはないだろう。同程度の中量級タイトルについても、画質を最高品質よりやや下程度まで下げれば4Kでも快適楽しめるに違いない。