エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.965
2021.02.21 更新
文:撮影・こまめ
「アサシン クリード ヴァルハラ」では画質のプリセットを変えながら、1,920×1,080ドットのフルHDと3,840×2,160ドットの4Kで内蔵のベンチマークテストを行なった。
このシリーズは非常に高いグラフィックス性能が求められる重量級のタイトルだ。使用するAPIはDirectX 12で、レイトレーシングやDLSSには対応していない。フルHD解像度では最高画質でも平均60FPSを上回ったが、4K解像度では画質をやや落とさないと平均60FPSオーバーをクリアできなかった。ただフォトモードなどで写真を撮影して回るのなら、最高画質でも十分楽しめる範囲だ。ほかの重量級タイトルについても、やはり4K解像度では多少画質を落とす必要があるかもしれない。
「フォートナイト」では画質を「最高」にした状態で、DLSSとレイトレーシング (最高設定)のオン/オフを変えながらFPSを計測した。解像度はフルHDと4Kの2種類で、レンダリングモードは「DirectX 12 (ベータ)」。リプレイ機能を使い、すべて同じシーンで計測している。
レイトレーシングを無効にしていれば、4K解像度でも快適なプレイが可能だ。最高画質でも120Hzのリフレッシュレートを活かしたなめらかな動きを堪能できる。レイトレーシングを有効にした場合、DLSSが効いていればフルHD解像度でなんとかプレイは可能というレベル。4K解像度のレイトレーシングはパフォーマンス的にかなり厳しいと言っていいだろう。
「Cyberpunk 2077」では画質のプリセットとDLSS設定を変更しながら、ナイトシティーを車で走行した際の1分間のフレームレートを「NVIDIA FrameView」で計測している。解像度はフルHDと4Kの2種類だ。
このタイトルは非常に高いグラフィックス性能を必要とする重量級タイトルで、4K解像度ではレイトレーシングを無効/DLSSを有効にしても平均60FPSを割り込んでしまった。フルHD解像度であればDLSSを有効にすることで、レイトレーシングありでも快適にプレイできる。ほかのレイトレーシング対応重量級タイトルでも、似たような結果が得られるだろう。