ベンチマークテスト：フォートナイト

続くゲーム系の検証は、バトルロイヤルゲームの人気タイトル「フォートナイト」だ。APIはDirectX 12でグラフィックスクオリティは“最高”、解像度はフルHD/WQHD/4Kの3パターンを選択し、リプレイデータを使用してそれぞれ計測を行った。なお、レイトレーシング機能およびDLSS（バランス）を有効化した状態の結果も合わせて見ていこう。

まず通常プレイ時の結果だが、フルHD環境では130fpsに迫る平均フレームレートをマーク。WQHD解像度でも80fps以上が出ており、ゲーミング液晶のポテンシャルも十分引き出せる。その一方で4K解像度では、平均40fps程度とやや物足りない結果に。フレームレートを稼ぎたいゲームとしては、WQHD解像度までが現実的なプレイ水準と言えそうだ。

そしてレイトレーシングを有効化すると平均フレームレートはほぼ半減し、フルHD解像度までのプレイが限界になる。しかしDLSSを併用することで劇的にフレームレートが改善、ほぼフルHDに近い水準でのプレイが可能だ。前世代に比べ、よりDLSSが効くようになったGeForce RTX 3060の面目躍如と言える。

ベンチマークテスト：Watch Dogs Legion

ゲーム検証の締めくくりは、重量級のオープンワールド型アクションの「Watch Dogs Legion」だ。計測にはゲーム内ベンチマークを使用し、グラフィックスクオリテは“最高”に設定。解像度はこれまで通りフルHD/WQHD/4Kの3パターンで、レイトレーシング機能（最大）およびDLSS（バランス）を有効にした状態も合わせて計測している。

通常プレイ時の結果から見ていくと、平均60fpsを超えるフルHDなら十分に快適なプレイが可能で、WQHD解像度でもプレイできなくはないという水準だ。そのままレイトレーシングを有効化するとフレームレートが激減するものの、DLSSとの併用でフルHD水準まで改善するのは「フォートナイト」と同じ傾向。フルHD環境であれば、比較的快適なプレイ水準のまま画質の向上が狙える。