「GeForce RTX 3060 GAMING X 12G」の外観チェック

これまでAmpere世代のグラフィックスカードでは、発熱の⼤きいGPUを確実に冷却するため、多くの製品で高い冷却性能が見込める3連ファンクーラーを採用。カード⻑は300mm以上、重量も1kgを優に超えるモデルが主流だった。

⼀⽅「GeForce RTX 3060 GAMING X 12G」では、TDPが170Wに抑えられていることから、2連ファンクーラーの「TWIN FROZR 8」をチョイス。これにより、GeForce RTX 3060の中ではエリートモデルに位置づけられる製品でありながら、カード⻑は276mm、重量も996gに抑えられている。さらに基板側⾯には「曲げ防⽌ストラップ」を、裏⾯には「メタルバックプレート」を備えるなど、⾃重によるカードの歪み対策も万全だ。

カード長だけでなく、幅もかなり抑えられている「GeForce RTX 3060 GAMING X 12G」。タワー型PCケースや、ハイエンド志向のMini-ITXケースなら多くのモデルで使用することができるだろう

基板の裏面にはドラゴンロゴがデザインされた「メタルバックプレート」を実装

カード厚は51mmで、2スロットを若干はみ出す感じ。またファンから吹き付けられた風が垂直フィンの間からスムーズに抜けるよう、クーラーカバーの側面は大胆にカットされている

カードの上側面には自重による基板の曲がりを防止する「曲げ防止ストラップ」を実装

バックプレートの先端には、PCケースのリアファンへのエアフローを作り出すスルーホールも用意されている	補助電源コネクタはリファレンス仕様の8pinx1から8+6pinに強化されている

側面の「msi」ロゴには「Mystic Light」対応のアドレサブルRGB LEDを内蔵	バスインターフェイスはPCI-Express4.0（x16）

ヒートシンクの先端には放熱面積を拡張し、整流効果もあるという「Deflector」を実装

出力インターフェイスはHDMI2.1×1、DisplayPort1.4ax3の計4系統。またブラケットの上部には通気孔を備える