エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.969
2021.03.02 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
BIOSTAR「B550M-SILVER」 市場想定売価税抜15,000円(2月5日発売予定) 製品情報(BIOSTAR/株式会社アユート) |
今回取り上げるのは、AMD B550チップセットを採用するBIOSTARのコストパフォーマンスMicroATXマザーボード「B550M-SILVER」だ。「RACING」シリーズに属するゲーミング向けミドルレンジモデルながら、イルミネーション機能は非搭載(RGB/ARGBピンヘッダは搭載)。また一体型のI/Oシールドや、リアインターフェイスの保護カバーなども省略され、イマドキのマザーボードとしてはかなりシンプルなデザインとなっている。
黒と白(およびシルバー)のツートンカラーの落ち着いたデザインを採用する「B550M-SILVER」。イルミネーション機能も非搭載 |
一方、電源回路にはマルチコア化により急激かつ大きく変動するCPU負荷に合わせて、必要な電力を瞬時に供給することができる「Digital PWM」と、低発熱・高効率な「Dr.MOS」による堅牢な10フェーズデジタル電源回路を搭載。さらに2ブロック構成の大型アルミニウムヒートシンクを組み合わせることで、冷却性能を高めている。
ミドルレンジモデルながら、堅牢な10フェーズデジタル電源回路を搭載。さらに大型のヒートシンクを組み合わせることで、高負荷時の安定性を高めている |
また最高4,933MHzの高クロックメモリのサポートや、最新グラフィックスカードの実力を引き出すPCI-Express4.0(x16)スロット、7,000MB/secクラスの高速SSDをサポートするPCI-Express4.0(x4)M.2スロット、Realtek「RTL8125B」による2.5ギガビットLAN、Realtek「ALC1150」をベースにしたオーディオ回路など、ゲーミングPCに求められる機能については妥協をしていないのも特徴だ。
基板のデザインと同じく、ツートンカラーの落ち着いたデザインを採用するパッケージ。サイズは実測で幅約280mm、奥行き約260mm、高さ約60mmとコンパクト |
パッケージ裏面には各種機能と詳細スペックが記載されていた | 付属品はバックパネル、マニュアル、ドライバCD、SATAケーブルx4 |
さらにネットワークポートをサージから保護する「2.5GUARD」や、ハードウェア障害を確認できる「DEBUG LED」、高性能なファンコントロール機能「A.I FAN」も搭載。必要な機能を厳選することで、性能や信頼性・耐久性への影響を最小限に抑えつつ低価格を実現した、正統派のコストパフォーマンスモデルに仕上げられている。