エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.969
2021.03.02 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
メモリスロットは、デュアルチャネル対応のDDR4x4本で最大128GBまでの大容量メモリを搭載可能。さらにRyzen 4000G(Renoir)との組み合わせなら4,933MHz、Ryzen 5000(Vermeer)/3000(Matisse)でも4,400MHzまでの高クロックメモリに対応する。もちろんIntel XMP2.0プロファイルもサポートしており、メモリスロットに関しては、正直ハイエンドマザーボードと比較しても何ら遜色はない。
メモリスロットはCPUソケット側からDDR4_A1/A2/B1/B2の並び。シルク印刷にあるよう、2枚で運用する場合は必ずDDR_A2/B2から使うようにしよう |
メモリ用の電源回路にも「Super Durable Ferrite Choke」や「Super Durable Solid Caps」を採用 |
UEFIを確認したところメモリクロックはDDR4-1600~8000MHzまでの設定が用意されていた |
ストレージインターフェイスは、PCI-Express4.0(x4)接続のM.2×1、PCI-Express3.0(x4)接続のM.2×1に加え、SATA3.0(6Gbps)も6ポート搭載。RAID 0/1/10にも対応しており、高速かつ信頼性にも優れるストレージ環境を構築できる。なおM.2スロットにはいずれもヒートシンクが実装されていないため、高速NVMe M.2 SSDを使用する場合は必ずヒートシンク搭載モデルを購入するか、別途ヒートシンクを用意しよう。
上段のM.2スロットはCPU接続のためPCI-Express4.0(x4)に対応。フォームファクタはM.2 2242/2260/2280 |
下段のM.2スロットはチップセット接続のためインターフェイスはPCI-Express3.0(x4)まで。なおフォームファクタはこちらもM.2 2242/2260/2280 |
SATA3.0(6Gbps)は、水平ポートx4、垂直ポートx2の計6ポートで、RAID 0/1/10に対応 |
拡張スロットはPCI-Express4.0(x16)x1、PCI-Express3.0(x16)x1、PCI-Express3.0(x1)x1の計3本。ちなみに2本のPCI-Express(x16形状)スロットは、大型グラフィックスカードによる破断を防ぐため、いずれもメタルバーと肉厚プラスチックで強化した「Iron Bar Protection」を採用する。またPCI-Express4.0(x16)とPCI-Express3.0(x1)の間には、ワイヤレスモジュール用のM.2 2230スロットも用意されていた。
PCI-Express(x16形状)スロットは、最近流行りのメタル補強ではなく、メタルバーと肉厚プラスチックで強化した「Iron Bar Protection」 |
ワイヤレスカード用のM.2 2230スロット。あらかじめアンテナ用のケーブルも配線されている |