エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.973
2021.03.10 更新
文:藤田 忠/撮影:松枝 清顕
MSI「Aegis Ti5 10TE-018JP」 直販価格403,800円 製品情報(MSI) |
ロボットの頭?それとも宇宙船!?と思うこと間違いなしな超サイバーなデザイン。そしてゲームの起動やパフォーマンスの切り替えなどを行えるOLEDパネルを搭載した「ゲーミングノブ」を備えたMSI(本社:台湾)のゲーミングデスクトップPCの「Aegis Ti5」。はじめて衆目の前に登場した「CES 2020」では、その斬新奇抜なデザインと世界初の「ゲーミングノブ」、さらに最高クラスのスペックとそのパフォーマンスを最大限に引き出せる冷却性が高い評価を受けた。そんな「CES 2020」でのデビューから約1年2カ月、現行環境における最高クラスのスペック構成にブラッシュアップされ、1月より市場に投入されている。
CPUには10コア/20スレッドで最大クロックが5.3GHzとなるIntel Core i9-10900Kを、グラフィックスカードには快適な4K&WQHDゲーミングを可能にするハイエンドGPUのNVIDIA GeForce RTX 3080を搭載。斬新なデザインと革新的なギミック、そして最高クラスのパフォーマンスを併せ持つ、最新デスクトップPCをチェックしていこう。
「CES 2020」ではその存在感とポテンシャルを評価され、「コンピュータハードウェア&コンポーネント」と「ゲーム」の2部門において「CESイノベーション賞」をダブル受賞した |
なお、「Aegis Ti5 10TE-018JP」はMSIの公式ストア「msi STORE」にて販売されており、MSIゲーミングチェアがおまけで付いている。
「Aegis Ti5 10TE-018JP」とセットになっているMSIゲーミングチェア。なお、チェアを希望しない場合でも、価格は同じだ |
見どころ満載な「Aegis Ti5 10TE-018JP」の評価機に触れていく前に、まずはスペック表から概要を読み解いていこう。
見ようによっては一輪車に見える筐体デザインのインパクトは抜群。メーカー公称の外形寸法によると幅は239mmと太く、奥行きと高さはともに一般的なミドルタワーの目安となる500mmを超えている。ただし、曲線を多用したボディや車輪のようなスタンド、リアを浮かした独特なデザインにより、サイズほどの圧迫感は感じなかった。また独特な形の筐体を支えるためか、本体重量は15kgとかなり重い。
公称サイズから受ける印象ほど、どっしりとした感じはしない |
評価機の外装箱は2重構造のため、海外からの輸送も安心。梱包箱のサイズは幅357mm、奥行き686mm、高さ673mmと大きいが、できれば修理時のために残しておきたい |
本体も固いダンボールと梱包材でしっかり保護。さらにPCは丈夫な袋で覆われており、出すときもラク |
第10世代Core最上位の「Core i9ー10900K」と、4Kゲーミングを狙える「GeForce RTX 3080 10GB GDDR6X」を搭載 |