エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.973
2021.03.10 更新
文:藤田 忠/撮影:松枝 清顕
ここからは「Aegis Ti5 10TE-018JP」の独創的デザインと、MSIが世界初と熱く語るOLEDパネルを装備した「ゲーミングノブ」のチェックをはじめていこう。「CES2020」で「Aegis Ti5」が発表された際に筆者が真っ先に思い浮かべたのは、安彦良和氏が原作を手がけた往年の名作にして、つい最近BD HDリマスター化された「ヴイナス戦記」(映画「ヴイナス戦記」公式サイト)に登場する一輪バイク(映画版デザイン)だったりする。
鋭角なラインと曲面が混在した超サイバーな筐体デザインと、エアフロー、冷却効率などといった機能が一体となっている「Aegis Ti5」。筐体デザインは左右対称で、CPUやグラフィックス、電源ユニットといった熱源パーツ部には、メッシュパネルが違和感なく使用されている。
左右対称デザインで、フロントは光沢のあるブラックアクリルパネル | リアは、一般的なPCとはインターフェースなどの位置が逆になっており、グラフィックスカードの出力もトップ側に装備 |
円形部は、いかにも可動しそうなデザインが施されている | スタンド部には電源ユニットを搭載。独創的デザインを、しっかりと機能として生かしている |
スタンド部の両サイドはメッシュパネルを装備。電源ユニットを冷却するため、常に新鮮な空気を取り込めるよう、デザインされているのがわかる |
両サイドには、デザインの一部として溶け込むようにメッシュパネルを実装。熱源に効率よく外気を送りこむことができる |
フロントと同じく、トップはスモークタイプのアクリルパネルになっている |
デザインを引き立てるリアハンドルに刻印された「MSI GAMING」や、サイドパネルの文字も良い感じだ |
フロントトップには、電源スイッチとともにUSB3.2 Gen.2 Type-C×1と、USB3.2 Gen.1 Type-A×2を装備。ゲームパッドや、VR HMDなどの接続に困ることはないだろう。さらにフロントトップの左右には、折りたたみ式のヘッドホンフックを装備。愛用のヘッドフォンをサッと掛けて置くことができる。
フロントトップのインターフェイス部はトレイ形状のため、スマホなどのちょっとした小物を置いておける |
簡単に引き出せるヘッドホンフック。奥行きはあまりないので、大型ハウジングのヘッドホンは厳しいかも |
FPSゲームや深夜のゲーミングに欠かせないヘッドホンを手軽に掛けておける | ヘッドホンフックは両サイドに装備されている。ゲームと音楽用を使い分けている人にとっても便利なギミックだ |