エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.976
2021.03.19 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
続いては、ストレステストの定番と言える「OCCT 8.0.1」を動作させてみる。CPUとグラフィックスカードの両方に強力な負荷をかけ、フルロード時の状況を再現する「Power」プリセットを選択。先ほど同様に30分間連続で動作させている。
ワットチェッカーで消費電力を確認したところ、最大587Wまで上昇。「AIDA64」を上回る、やや強めの負荷がかかっていた。
テストが動き始めると、数値上で定格をやや下回る傾向。12Vは概ね11.933と11.880を行ったり来たりといったパターンで、そのためグラフはさざ波のような変動として現れている。ただし実際の変動幅をチェックすると、わずか2%未満。それほどネガティブに考える必要はないだろう。
次は主にグラフィックスカードに負荷がかかった場合を想定し、3Dベンチマーク「3DMark」のストレステストを実行。DirectX 12に対応する負荷テストの「Time Spy Extreme Stress Test」を動作させてみた。なおテストにおける所要時間は、これまで同様に30分間だ。
消費電力は最大505Wで、まさに「WATTTERA 1000W」にとっては理想的な負荷環境。ゲームプレイなど一般的な使用状況においては、このくらいが現実的な電源への負荷になりそうだ。
さすがは不規則な負荷がかかる3D描画のタスクとあって、グラフ波形は「OCCT」に似た小刻みな変動パターン。しかし最大/最小値はまさに「OCCT」とほぼ同じで、変動幅も2%未満。まったくブレがないわけではないが、一定の変動幅に収められている点はさすがだ。