小型筐体とケーブルマネジメント

この手の小型筐体に、ミドルタワーPCケース並のケーブルマネジメント機構は当然期待できない。限られた内部容積に、複数のストレージや冷却ファン、長尺グラフィックスカードや水冷ユニットまで、所狭しと詰め込む事が優先で、ケーブルの取り回しまで十分に考慮された製品は、これまであまり見たことがない。それでもどこかにケーブルの逃げ場が見つかるもので、あれこれ思いを巡らせて配線する作業も、小型PCマニアにとっては楽しみのひとつだろう。

電源ユニットブラケットに用意された面ファスナーは計4本。余ったケーブルをこの場所で束ねる事が想定されている

「MasterBox NR200P Sakura Limited Edition」の付属品総点検

組み込みセッションを目前に、「NR200P Sakura」の付属品をチェックしておこう。組み込みに必要なネジ類は、茶色のアクセサリBOXに収納されている。小型筐体としては大型な茶箱だが、これはトップ部増設用の120mm冷却ファンが2基同梱されているため。さらにグラフィックスカード垂直マウント用のライザーケーブルも標準装備品で、本体価格を思い起こせば、改めてコストパフォーマンスの高さを実感する。

その他ネジ類はビニール袋へひとまとめに詰め込まれており、4pin 3分岐ケーブルや結束バンド、六角ソケット等も用意されていた。なお、さくら柄の強化ガラス製サイドパネルも、出荷時は茶箱に収められている。お好みでパンチング加工済みソリッドパネルと付け替えればいい。

アクセサリBOX（茶箱）は幅約140mm、長さ約305mm、高さ約55mm。出荷時は最下段に前後ワイヤーでくくりつけられていた

A：六角ソケット（x1）	B：結束バンド（x10）

C：マザーボード他固定用インチネジ（x12）	D：HDD Screw（x4）

E：SSD Screw（x12）	F：ゴムブッシュ（x12）

G：4pin 3分岐ケーブル（x1）	H：ライザーケーブル（x1）

I：120mm冷却ファン（x2）	J：サイドパネル固定用ネジ（x4）

マニュアル