エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.980
2021.04.03 更新
文:撮影・藤田 忠
In Win製ARGB LED各モデルの仕様や発光が分かったあとは、実際にPCケースへ組み込んでいこう。ファンには、複数の搭載にベストな「Saturn ASN1×0」シリーズの120mm径モデルを使用し、PCケースにはIn WinのロングセラーミドルタワーPCケース「303」のホワイトモデルを用意。「303」のトップサイドに3基、リアに1基の計4基を組み込んだ。
In Win「303」については、【これで全てが分かる。In Win「303」徹底解説】に詳しい。なおここではホワイトモデルの「IW-CF06B 303-White」を使用している |
マザーボードには、B550チップセットを採用するSocket AM4向けのASUS「ROG STRIX B550-F GAMING」を使用 |
グラフィックスカードには、各部にLEDイルミネーションを備えているASUS「ROG-STRIX-RTX3060TI-O8G-GAMING」を組み合わせた |
複数搭載する際も楽ちんなデイジーチェーン接続 | 独自コントローラーはマグネットでPCケースに固定できるため、設置は楽だ |
独自コントローラーから、専用ケーブルでマザーボード上のPWM 4pinコネクタに接続することで、マザーボードのファンコントロールツールから、ファン回転数のモニタリングとPWM、手動での回転数制御が可能だ |
ARGB LEDもマザーボードのLEDユーティリティーから、制御することができる |
4基の「Saturn ASN120」を組み込むことで、思った以上に「303」をキレイにドレスアップできている。トップファンの取り付け向きがサイドになる独特な形状なこともあり、ファンサイドの透明部分から全体に、良い感じに光が降り注いでいる。
発光パターンを変えながら、動画を撮影したので、じっくりと「303」と「Saturn ASN120」で組んだPCのLED演出をチェックしてもらいたい。なお、PCケースの「303」はサイド強化ガラスにスモークタイプを採用しているので、外した状態でも撮影を行っている。
3基で2,750円と値ごろ感のある「Sirius Loop ASL120」に、最近増えているホワイトカラーの各種パーツとコストを抑えて組み合わせられるホワイトフレームの「Sirius Pure ASP120」。さらにオールインワン水冷ユニットのラジエターを彩るのにおすすめできる高風量な「Jupiter AJ1×0」シリーズ。使い勝手の良い独自コントローラーやデイジーチェーン接続に対応。そしてPCケース内全体を華やかにライトアップできる透明の円形フレームを採用しながら、3基パックで5,000円台前半(140mmモデル)という手頃な価格の最上位モデル「Saturn ASN1x0」シリーズと、いずれも魅力的だ。LEDイルミネーションの光り具合は好みの分かれるところだが、いずれのモデルもほかの製品よりも低コストな点は大きな強み。特にこれからPCライトアップに挑戦しようという向きには、In Win ARGB LEDファンは真っ先に選択肢に入れておきたい製品と言える。
ホワイトブレードの柔らかな反射光と、透明ブレードから洩れる光の演出が特徴的な「Saturn ASN1×0」シリーズ |
協力:In Win Development
株式会社アユート