エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.985
2021.04.12 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
次はバトルロイヤルゲームの人気タイトル「フォートナイト」をプレイ。APIはDirectX 12、グラフィックスクオリティは“最高”に設定、解像度はフルHD/WQHD/4Kの3パターンにて、リプレイデータを使用してそれぞれ計測を行った。レイトレーシング機能を有効にした状態も合わせ、どのような結果になるか見ていこう。
通常のラスタライズ処理におけるプレイでは、フルHD解像度で160fpsオーバー、WQHD解像度でも100fps以上の平均フレームレートが出ており、プレイの快適さは申し分ない。4K解像度でもプレイできないことはないが、基本的に画質や解像度よりフレームレートの高さを優先したいタイトルであることから、プレイ環境はWQHD以下に限定されそうだ。フレームレートが大幅に落ち込むレイトレーシング設定もまた、同様にプレイ想定から除外した方がいいだろう。
なおリファレンス版との比較では、思いがけずすべてのテストにおいてマイナスに。検証時期もやや間が空いてしまったことから、ゲームのアップデートによる影響があったのかもしれない。もっとも誤差と言ってもいい範囲でもあり、快適プレイの水準などに影響することはなかった。
ゲーム系の検証を締めくくるのは、オープンワールド型アクションゲームの人気作「Watch Dogs Legion」だ。計測にはゲーム内ベンチマークを使用し、グラフィックスクオリテは“最高”、解像度はこれまで通りフルHD/WQHD/4Kの3パターンに設定。レイトレーシング機能を有効にした状態でも計測を行っている。
かなり処理の重いタイトルとあって、4K解像度では平均フレームレートは36fps止まり。画質の調整次第ではプレイできなくもないが、基本的には平均60fps以上をマークしているWQHD以下の環境でプレイすることになるだろう。また、レイトレーシング機能は有効化することで大幅に処理が重くなることから、かろうじてプレイできそうなのはフルHD解像度のみだ。
なお、意外にもリファレンス版との違いはほとんどなし。劇的な変化を求めるのであれば、ユーザーによる手動オーバークロックでさらにクロックアップを狙うべきかもしれない。