エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.986
2021.04.14 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ここからは、実際のゲームを想定したゲームベンチマークやゲームソフトでのチェックを実施していく。まずは定番MMO RPGのベンチマークソフト「ファイナルファンタジーXIV: 漆⿊のヴィランズ」の結果を確認しよう。グラフィックス設定は“最⾼品質”で、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を⾏っている。
4K解像度でも最高判定“非常に快適”の7,000ポイントを楽々クリア。さらにWQHD解像度では約19,000ポイント、フルHD解像度では約23,000ポイントを上回り、165Hzクラスの高速液晶ディスプレイも十分視野に入る。なおリファレンスモデルとの差はおおむね「3DMark:Fire Strike」と同様で、やはりGPUの負荷が軽い状態ではオーバークロックの効果が小さくなるようだ。
続いて、重量級のRPGゲーム「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」ベンチマークの結果を確認していこう。描画品質は“⾼品質”で、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を行っている。
フルHD解像度の判定は上から2番目の“とても快適”、WQHD解像度でも上から3番目の“快適”で、高画質設定でもストレスなくゲームを楽しめる。また4K解像度では、WQHD解像度から約6割スコアが低下するものの判定は“やや快適”。もともとシングルプレイが前提のゲームのため、若干画質を調整すれば十分ゲームを楽しむことができるだろう。
なおリファレンスモデルと比較すると、すべての解像度で2%以上高いスコアを記録しており、やはりGPUの負荷が高いゲームではオーバークロックの効果が大きくなるようだ。
次にタクティカルシューターゲーム「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」のベンチマーク結果を確認していこう。APIはVulkanで、解像度はこれまでと同じ3種類、総合品質は“最高”を選択した。なお計測にはゲームに内蔵されているベンチマークテストを使用している。
4K解像度でも190fps迫るスコアで、動作に全く問題なし。さらにフルHD解像度では500fps、WQHD解像度でも358fpsをマークし、200Hzを超える超高リフレッシュレート液晶ディスプレイとの組み合わせがオススメだ。
またここまでの結果を見る限り、やや古めのゲームやシングルプレイのゲームならWQHD解像度はもちろん、4K解像度でも高画質設定でゲームを楽しむことができる。