エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.990
2021.04.24 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影・検証:岸本 仁
ここからは、実際のゲームを想定したベンチマークソフトでのチェックを実施していく。まずは⼈気MMO RPGの最新アップデート版「ファイナルファンタジーXIV: 漆⿊のヴィランズ」公式ベンチマークテストの結果を確認していこう。
もともとシングルスレッド性能の影響が大きい「ファイナルファンタジーXIV: 漆⿊のヴィランズ」。特にグラフィックス性能が飽和しているフルHD解像度やWQHD解像度ではCore i7-11700KとCore i9-11900Kで約6%の差、Core i5-11400とCore i7-11700Kでもやはり約6%の差がついた。ただし、いずれのCPUでもすべての解像度で最高判定である“非常に快適”を取得できており、高フレームレートを追求するのでなければどのCPUを選択しても大きな違いはないだろう。
続いてRPGながら重量級のゲームとして知られている「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」のスコアもチェックしていこう。
これまでの結果と異なり、Core i7-11700Kがすべての解像度でCore i9-11900Kを上回っている。これはグラフィックスカードのドライバのバージョンやBIOSの最適化の影響もあると思う(Core i9-11900Kはβ版BIOSで計測)が、少なくともグラフィックスカードへの負荷が高い処理では、Core i7-11700KとCore i9-11900Kでは大きな差はつかないようだ。
ただし、Core i5-11400ではフルHD解像度で他のCPUよりもスコアが落ち込んでおり、解像度を抑えて高フレームレートを狙うような場合は、Core i7以上のCPUを選択したほうがいいだろう。