エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.992
2021.04.28 更新
文:藤田 忠/撮影:松枝 清顕
ここからは「Z590 AORUS ELITE AX」をベースにマシンを構築。実際にその動作を確認していこう。検証用CPUには、第11世代Intel Coreプロセッサ最上位で、新ブースト機能の「Intel Adaptive Boost Technology」に対応するCore i9-11900Kを搭載。そのほかグラフィックスカードにNVIDIA GeForce RTX 3060を採用するGIGABYTE「GeForce RTX 3060 GAMING OC 12G」、CPUクーラーに280mmラジエターを採用するNZXT「KRAKEN Z63」を使用した。
なお、第11世代Intel Coreプロセッサは、基本DDR4-3200搭載時にメモリコントローラとメモリクロックが1:2設定(Gear2)で動作するが、Core i9-11900K/11900KF搭載時は1:1設定(Gear1)で動作するようになっている。ここではDDR4-3600対応オーバークロックメモリのG.Skill「Trident Z Neo DDR4-3600 16GB×2 F4-3600C16D-32GTZNC」を組み合わせることで、メモリコントローラとメモリクロックを1800MHzで動作させている。
8コア/16スレッドで動作するCore i9ー11900K | 最後の14nm製造プロセスと目されている「Cypress Cove」アーキテクチャを採用 |
メモリコントローラー「Mem Controller Freq.」とメモリクロック「DRAM Frequency」が1:1設定で動作する「Gear1」動作でテスト |
メモリコントローラーとメモリクロックの設定は、BIOS(Advanced Mode)「Tweaker」→「Gear Mode」から設定でき、デフォルトは「Auto」になる |
マルチスレッド処理時は全コアが4.8GHzで動作 | シングルスレッド処理時のクロックは5.3GHzまで引き上げられる |
「HWiNFO64 Pro 7.02」のシステム情報。「Z590 AORUS ELITE AX」のBIOSバージョンは「F5b」を使用 |