エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.997
2021.05.13 更新
文:撮影・こまめ
今回試用したインクブラックの「Summit E13 Flip Evo」は、高級文具を思わせるような重厚感のある雰囲気だ。ボディは質感と剛性に優れるアルミ製。側面やタッチパッドのエッジは、ブロンズライクなゴールドでまとめられている。黒だけではやや地味になりがちだが、ゴールドを組み合わせたことでスタイリッシュな印象だ。
圧倒的な存在感のあるインクブラックとブロンズライクなゴールドの組み合わせ |
側面のゴールドの部分にはヘアライン加工が施されている |
天板のロゴは鏡面仕上げのゴールド | タッチパッドにはダイヤモンドカット |
本体はA4サイズ (幅297×奥行き210mm)よりもわずかに大きい程度。一般的なバッグなら難なく納まるサイズだ。重量は1.35kgで、モバイル2-in-1としては軽い。実際に手にするとやや重みが感じられるが、重量のバランスが均一なので自然に持ち上げられる。この程度の重さなら、普通に持ち歩けるだろう。
フットプリントは幅300.2×奥行222.25mm | 重量は実測で1.308kgだった |
高さは実測で14.8mm、ゴム足を含めた設置時の高さは16.8mm |
前面の見た目は非常にスリム |
周辺機器接続用のインターフェイス類は、フルサイズのUSB端子が1ポートでデータ通信専用のUSB Type-Cが1ポート (右側面)、Thunderbolt 4 (USB PD、映像出力対応)が2ポート、microSDカードスロットとヘッドホン端子の構成だ。端子の種類は多くないが、これは薄型化を実現するためだと思われる。インターフェイスが足りない場合は、Type-C/Thunderboltドックを利用するといいだろう。
左側面にはフルサイズのUSB3.2 Gen.1とThundebolt 4×2 |
右側面にはカメラ無効化スイッチとUSB3.2 Gen.2 Type-C (データ通信のみ)とmicroSDカードスロット、ヘッドホン端子 | microSDカードスロットはトレイ式 |
付属の電源アダプターは65W Type-C。重さは314g |
これだけ筐体がスリムだと内部に熱がこもらないか心配になるが、「Summit E13 Flip Evo」では優れた冷却システムが採用されているのでその心配は少ない。特にビジネス向けのモバイルPCでありながら、空冷ファンをふたつ搭載している点が驚きだ。
底面カバーを外した状態。なおユーザーによる分解やパーツ交換は保障対象外。増設についてはMSI公認サポート店での対応となる事を覚えておこう |
M.2スロットにはType-2280の512GB NVMe SSD | Wi-FiモジュールはWi-Fi 6EとBluetooth 5.2に対応 |
冷却システムは2本のヒートパイプと2基のファン |
排気口はディスプレイ下部のあたり |