エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.997
2021.05.13 更新
文:撮影・こまめ
ディスプレイは13.4型で、解像度はアスペクト比16:10の1,920×1,200ドット (WUXGA)だ。最近のモバイルノートPCはディスプレイが一般的な16:9より縦に伸びる傾向で、「Summit E13 Flip Evo」もそれに準じている。メーカーによると、16:10 (1.6)は「黄金比率」とのこと。厳密には1.618……なのだが、近似値として捉えるといいだろう。
デスクトップの壁紙として、黄金長方形を表わすうず巻きが描かれている |
ディスプレイの映像は自然な色合いだ。使われているパネルはシャープの「LQ134N1JW53」で、公表されていないものの視野角の広さからIPSパネル相当と考えていい。さらにスペックでは「sRGB相当」とされている。実際にキャリブレーターで色域を計測したところ、sRGBカバー率は98.5%だった。
やや赤みが弱く感じられるが、概ね自然な色合い。明るさも作業には十分だ |
標準収録のMSI製ユーティリティソフト「MSI Center for Business & Productivity」を利用すれば、システムやリソースの最適化が可能だ。なかでもユニークなのが、利用するソフトに応じてPCの状態を最適化する「Application Optimizer」。処理を優先するソフトを設定することで、作業を効率よく進められるだろう。そのほかにもパフォーマンスの調整やシステム/バッテリのチェックなど、さまざまな機能が用意されている。必要に応じて活用していただきたい。
画像編集ソフトや動画編集ソフトなどの処理に優先度を設定することで、作業の効率化を図る「Application Optimizer」 |
バッテリを保護するために充電率を変更したり、リソースの監視/開放などが行なえる「System Diagnosis」 |
「User Scenario」では、全体的なパフォーマンス調整やCPUファンの強さを設定可能 |