エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1003
2021.05.31 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
紛失の心配がない一体型バックパネルを採用するリアインターフェイス。BIOSを初期化する「CLEAR CMOS」ボタンや、アップデートできる「FLASH BIOS Button」も搭載されている |
2ポートのThunderbolt 4や、10ギガビットLAN、2.5ギガビットLAN、Intel Wi-Fi 6E AX210による無線LAN機能など、高速インターフェイスが詰め込まれたリアインターフェイス。ちなみにハイエンドゲーミングPCをターゲットにしているため、Intel 500シリーズマザーボードでは珍しくディスプレイ出力は搭載されていない。
ハイエンドモデルでも珍しい10ギガビットLANを標準装備。またUSB Type-AはUSB3.2 Gen.2×2、USB3.1 Gen.1×6の計8ポート備える |
オーディオ端子はいずれも腐食に強い金メッキピン。またThunderbolt 4やWi-Fi 6E対応の無線LAN機能も実装 |
Thunderbolt 4とWi-Fi 6はいずれも小型の別基板で実装されていた |
Thunderbolt 4コントローラはIntel「JHL8540」を採用。またはminiDisplayPort入力も備える |
Bluetooth機能も備えたIntel Wi-Fi 6E AX210 | 10ギガビットLANチップはMarvell(旧AQUANTIA)「AQtion AQC-107」 |
Thunderbolt 3接続のポータブルSSDケースを使えば、最高2,500MB/secを超える高速ストレージを実現できる |
「MSI Center」では、アプリケーションごとにネットワークの優先度を設定可能 |
続いて、ここまで紹介することができなかった各種機能やコネクタ、チップ類をまとめてチェックしていこう。
小型OLED「Dynamic Dashboard II」には、自分でデザインしたロゴデータなども表示することができる |
I/OコントローラNuvoton「NCT6687D-W」 | USBハブコントローラASMedia「ASM1074」 |
基板右下には2基のBIOS ROMやフロントピンヘッダなどがまとめられている |
LEDピンヘッダはARGB対応の5V/3pinx2、RGB対応の12V/4pinx1の計3基 | 障害のある箇所をLEDで知らせる「EZ Debug LED」 |
フロントUSB3.2 Gen.2 Type-C用コネクタ | フロントUSB3.2 Gen.1 Type-A用コネクタは2基搭載 |
冷却ファンの4pinコネクタは計10基。なお水冷ポンプ用のPUMP_FAN1は3A/36W、それ以外は2A/24Wまで出力可能 | メイン電源のコネクタは一般的なATX 20+4pin |
Nuvoton製マイクロコントローラ「NUC126NE4AE」やモニターIC「NCT7802Y」 | PCI-Express4.0用のスイッチングチップPericom Semiconductor「PI3EQX16」 |
クロックジェネレータIDT「IDT6V41821BN」 | SATAリピーターASMedia「ASM1468」 |
リアインターフェイス部には2.5ギガビットLANチップIntel「I225-V」や、USBハブコントローラASMedia「ASM1074」を実装 |
高さ305mm、幅277mmのE-ATXフォームファクタに対応する「MEG Z590 GODLIKE」。購入する前にPCケースが対応しているか必ず確認しておこう |
マットブラックの基板には2オンス銅層を備えた「サーバーグレード8層PCB」を採用 | アルミニウムのバックプレートは基板の歪みを防止するとともに、放熱をサポートする効果もあるという |