エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1004
2021.06.02 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ここからはパッケージから取り出した「GeForce RTX 3080 Ti Founders Edition」の外観をチェックしていこう。カードサイズは長さ285mm、幅112mm、厚さ2スロット、重さは実測1,365gで、いずれも「GeForce RTX 3080 Founders Edition」とほぼ同じ。デュアルファンクーラーの設計にも大きな違いは見られず、バックプレートにデザインされている“RTX 3080 Ti”ロゴ以外で見分けることは難しいだろう。
カード長は実測285mm(ブラケット含まず)で、イマドキのタワー型PCケースであればそのサイズが問題になることはほとんどないだろう |
TGPが同じ350Wの「GeForce RTX 3090 Founders Edition」では、3スロットを専有する大型VGAクーラーを搭載していたが、「GeForce RTX 3080 Ti Founders Edition」では2スロットに小型化。冷却性能については後半のテストセッションで明らかにする |
またVGAクーラーはブラケットから排気を行う表面ファンと、ヒートシンクをスルーして、PCケースのリアファンから排気するエアフローを作り出す裏面ファンの2種類からなるデュアルファンクーラーを採用。受熱ベースは大型のベイパーチャンバーで、4本のヒートパイプとカードほぼ全面を覆うヒートシンクを組み合わせることで、冷却性能を高めている。
カード表面は、ブラケット側のラウンドファン以外はほぼ全面がヒートシンクで覆われている |
「GeForce RTX 3080 Founders Edition」と同様、X字型のファンカバー「UNIBODY AIR FRAME」はダークゴールドに塗装 |
カード裏面は先端部分にラウンドファンを搭載。それ以外はバックプレートでほぼ全面が保護されている |
肉厚のバックプレートには“RTX 3080 Ti”のロゴが大きくデザイン |
クーラーカバーの側面部分にある“GEFORCE RTX”のロゴは起動時に白色に発光する |
補助電源コネクタは「GeForce RTX 30」シリーズの「Founders Edition」で新たに採用された12pin仕様 | バスインターフェイスはPCI-Express4.0(x16) |
冷却ファンはいずれも実測85mm口径のラウンド形状ファンを採用する |
ヒートシンクをよく確認するとベース部分から4本の薄型ヒートパイプが突き出しているのが確認できる |
先端側のファンはヒートシンクを通過して、PCケースのリアファンから排気するためのエアフローを作りだす |
出力インターフェイスはDisplayPort1.4ax3、HDMI2.1×1。またブラケットの上側約3分の2は排気口として大きく開口されている |