エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1004
2021.06.02 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
次に人気バトルロイヤルゲーム「フォートナイト」のスコアを確認していこう。解像度はこれまでと同じ3種類で、グラフィックスクオリティを“最高”、APIはDirectX 12を選択し、レイトレーシング機能とDLSS(バランス)を有効にした状態でも計測を実施している。
「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」と同じく、画質よりリフレッシュレートが重要になるゲームだが、最高画質でもフルHDやWQHDなら165Hzを超える高速リフレッシュレートに対応する。4Kでは90fpsまでフレームレートが落ち込むものの、多少の画質調整で4K/120Hzの液晶ディスプレイにも十分対応することができる。
レイトレーシング機能についてはかなり負荷が高く、DLSSを無効にした場合はWQHDまでに留めるべき。一方、DLSS機能を有効にするなら4Kでも十分にマルチプレイができるレベルのフレームレートを維持することができる。
ゲーム系ベンチマークのラストは、オープンワールド型アクションゲームの大作「Watch Dogs Legion」のスコアを確認していこう。画質設定は“最⾼”、解像度はこれまで通りで、こちらもレイトレーシング機能およびDLSS(バランス)を有効にした状態でも計測を行っている。なお測定にはゲーム内ベンチマークを使⽤している。
非常に重量級のタイトルとして知られる「Watch Dogs Legion」だが、レイトレーシング機能を有効にしないなら4Kでも60fpsをクリア。またレイトレーシング機能を有効にした場合でもDLSSを併用するならやはり60fpsに近いスコアで、快適な環境でゲームを楽しめる。それほど高フレームレートにこだわる必要がないことから、GeForce RTX 3080 Tiで「Watch Dogs Legion」をプレイする場合はできる限り高画質な設定がオススメだ。なお「ROG-STRIX-RTX3080-O10G-GAMING」との比較では、その差は劇的とは言えないものの、全てのテストで上回るスコアを計測している。