エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1007
2021.06.09 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
次に人気バトルロイヤルゲーム「フォートナイト」のスコアを確認していこう。解像度はこれまでと同じ3種類で、グラフィックスクオリティを“最高”、APIはDirectX 12を選択し、レイトレーシング機能とDLSS(バランス)を有効にした状態でも計測を実施している。
やはり「GeForce RTX 3080 GAMING X TRIO 10G」との差は大きいものの、「GeForce RTX 3070 Founders Edition」と比較すると約7%~10%フレームレートが上昇。これまでと同様、解像度が高くなるに連れて差が広がる傾向があり、WQHDクラスの高リフレッシュレート液晶を使う場合には良い選択肢になるだろう。
またレイトレーシング機能についてはかなり負荷が高く、フレームレートが重要な「フォートナイト」では選択するメリットはあまり大きくない。ただし、DLSSを活用すればWQHDまでならラグなどを気にすることなくゲームを楽しめる。
ゲーム系ベンチマークのラストは、オープンワールド型アクションゲームの大作「Watch Dogs Legion」のスコアを確認していこう。画質設定は“最⾼”、解像度はこれまで通りで、こちらもレイトレーシング機能およびDLSS(バランス)を有効にした状態でも計測を実施。なお測定にはゲーム内ベンチマークを使⽤している。
DLSSのフルHDではスコアが逆転しているものの、それ以外のテストではおおむね「GeForce RTX 3070 Founders Edition」を約5~8%上回るフレームレートを発揮。「GeForce RTX 3080 GAMING X TRIO 10G」と比較すると、DXR環境やWQHD以上の解像度では15%前後と差が大きいものの、高品質やDLSSのフルHDならその差はごくわずか。実際のゲームでその差を感じることはないだろう