エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1009
2021.06.13 更新
文:/撮影・pepe
組み立てが完了した「MAG301CR2」の外観をチェックしていこう。自立させると改めてその洗練されたデザインが際立つ。間違いなくゲーミング仕様ではあるが、その外観はモダンでどこに設置しても景観を損ねることは無いだろう。フレームは狭額縁仕様、背面は右側にMSIのゲーミングロゴ、その下側にはケンジントンロック、左側は「Optix Curved Gaming」の加飾が施され、その下にはOSDを制御するジョイスティックタイプのナビキーを備える。
正面の写真では分かりにくいが、大きくワイドに湾曲するフレームが印象的だ |
狭額縁仕様のフレームは上部と左右が約3mmで非表示エリアは約5.6mm、フレーム下部は幅約18.6mmで非表示エリアが約3mmとなっている |
フレーム下部の右側には電源スイッチ、左側にはデスクトップOSDアプリを呼び出す専用のショートカットキー |
ゲーミングモデルであることを意味するMSIのゲーミングバッチを右側にあしらっている | 左側には鏡面仕様のバッジが加飾され、その下にOSD制御用のナビキーを備える |
上側に通気口用のスリットが見えるが、ゴテゴテしておらずオシャレなデザインだ | アームの下部にはケーブルマネジメント用のホールを備える |
また付属のアップストリームケーブルを使用することで、正面向かって左下部にある専用のショートカットキーから、デスクトップOSDアプリ「GAMING OSD」を呼び出すことができる。さらに背面のアーム勘合部分のRGBイルミネーションは、「MYSTIC LIGHT」で制御することができる。
鮮やかなRGBイルミネーション機能は、MSI「MYSTIC LIGHT」で自在にカスタマイズ可能だ |
特筆すべきは「MAG301CR2」の角度調整機能で、曲面液晶としてはとても珍しいピボットに対応している点だろう。エルゴノミクスデザインにより、一般的な前後画面角度を調整するチルト角は+20°~-5°、アームのエレベータ昇降による上下調整は110mm、アームとスタンドの勘合部分を軸に左右へ30°回転するスイベル、そして縦方向に画面を90°回転させるピボットに対応する。さらにピボットは左右どちらからでも回転させることができ、他の競合製品には無い特徴となっている。
前後画面角度を調整する+20°~-5°のチルト |
110mmの上下の高さ調整 |
アームを軸に左右に30°回転するスイベル |
液晶パネルを縦方向に+90°回転させるピボット、ピボット時の全高は約705mm |