エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1009
2021.06.13 更新
文:/撮影・pepe
続いてVA方式のパネルを採用した「MAG301CR2」の映りを確認していこう。3000:1の高コントラスト比で、白と黒のメリハリがある画質を実現している。また視野角は水平垂直共に178°と広く、IPS方式に劣らず角度をつけても十分な視認性を保持する。
角度をつけていくと、曲面の影響で手前と奥のパネルで画質に差が出やすいが、パネルと正対するポジションであれば、全域で視線の距離が等しくなり包み込まれるような没入感で迫力がある。
「MAG301CR2」に搭載されるゲーミングOSDは、これまでのMSI「Optix」シリーズを踏襲しており、デフォルト設定で日本語メニューが表示されるため戸惑うことはないだろう。また、付属のUSBアップストリームケーブルを使用することで、独自のデスクトップOSDアプリ「GAMING OSD」を利用して、詳細な画質プリセットや各種ゲーミング機能の設定はもちろん、RGBイルミネーション機能「MYSTIC LIGHT」の制御、ウィンドウレイアウトの自動整列などの豊富な機能を使うことができる。詳細は以前レビューしたMSI「Optix MAG274QRF-QD」を参照してほしい。
29.5型で21:9のアスペクト比が実現するウルトラワイドの表示領域は、包み込まれるような没入感と現実的な画面分割を可能にする。ゲームではより視界が広くなり、拡張された左右周辺での変化や動きにいち早く察知することができるだろう。また普段使いではマルチタスクをサポートして作業効率が向上する。
高フレームレート出力を実現するMSIゲーミングデスクトップPC「Trident X 10SD-1008JP」 |
最後のセッションでは「MAG301CR2」のリフレッシュレート200Hzの実力をチェックしていこう。今回は高フレームレートを安定して出力するため、MSIのゲーミングデスクトップPC「Trident X 10SD-1008JP」を同時に借り受けている。システム構成はIntel Z490マザーボードに、第10世代のIntel Core i7-10700K、GeForce RTX 2070 SUPER、メインメモリは32GB(16GB×2)を搭載する。