エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1010
2021.06.15 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
フラットケーブルを採用する、フルモジュラー仕様の「AJ」シリーズ。ケーブルの柔軟性はごく一般的で、運用で苦労しそうな点は見当たらない |
「AJ」シリーズはフルモジュラー仕様のため、主要ケーブルを含めすべてのコネクタが着脱式になっている。システムに必要なケーブルのみを接続すればよく、なおかつケーブルは折り曲げが容易なフラット形状。PCケース内部でも取り回しに苦労することはないだろう。
そして850Wモデル「AJ-850M」のコネクタは、ATX 20+4pin×1、EPS 12V 4+4pin×2、PCI-Express 6+2pin×6、SATA×10、4pinペリフェラル×4という構成。ハイエンドマザーボード向けに2系統のCPU補助電源を供給できるほか、最大3台のハイエンドグラフィックスカードに給電可能なコネクタを備えている。
なお、ここで1点注意したいのが、CPU補助電源とPCI-Express電源のために用意された6pinのモジュラーコネクタが4口しかないということ。仮にCPU補助電源で2口を使用した場合は、PCI-Express電源も2口(合計4コネクタ分)しか使用できない。それ以上の構成の場合は、別途変換ケーブルなどを用意する必要がでてくるだろう。
ATX 24pinケーブルは全長600mm。20+4pinのコネクタがツメで合体している | CPU補助電源のEPS 12V 4+4pinは、650mmのケーブル2本で2系統を出力できる |
PCI-Express 6+2pinケーブルは、2系統を備えた全長750mmのケーブルが3本。ただし電源側のモジュラーコネクタは4口のため、CPU補助電源との兼ね合いで使用できる本数は制限される | SATA電源ケーブルは、4系統を備えた全長850mmのケーブルが1本、3系統を備える750mmのケーブルが2本同梱。合計で10系統を出力できる |
4pinペリフェラルケーブルは、1本に4コネクタを搭載。ちなみにストレージ用のモジュラーコネクタは5口用意されているのだが、4pinペリフェラルとSATA電源ケーブルを合わせても最大4口しか使用しないため、1口が余ってしまう |
アース線付きの主電源ケーブル。電源ユニット固定用のネジや、ケーブルマネジメント用の結束バンドも同梱されている | 各種ケーブルは、ロゴ入りの大きめな巾着袋にまとめて収納されていた |