エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1011
2021.06.17 更新
文:撮影・こまめ
ディスプレイは17.3型で、解像度は1,920×1,080ドット (フルHD)だ。ゲーミングノートPCでは一般的な15.6インチに比べて画面がひと回り大きいため、映像に迫力が感じられる。また映像が大きく表示されるぶんターゲットを捉えやすいので、プレイを有利に進められるだろう。画素密度が高いため映像はあまり精細ではないが、特別気になるほどではない。
リフレッシュレートは144Hzだ。最近は240Hzや300Hzなどの超高リフレッシュレートの機種もあるが、144Hzでも十分動きはなめらかに感じられる。コンマミリ秒を競うプロレベルのユーザーには物足りないかもしれないが、一般レベルであれば問題ないだろう。エントリークラスとしては、十分すぎるスペックと言っていい。
17.3型のフルHDディスプレイを搭載。一般的な15.6型よりもひと回り大きく、遠くのターゲットでも捉えやすい。144Hzの高リフレッシュレートで動きはなめらか |
使われているパネルはAUOの「B173HAN04」で、ディスプレイ映像は自然な色合いだ。個⼈の趣味レベルであれば、写真の加⼯や動画編集にも利⽤できる。印刷レベルの⾊を反映させるなら、Adobe RGBやDCI-P3などをカバーする広⾊域の外付けディスプレイを使うといいだろう。
映像は⽐較的⾃然な発⾊だが、やや⻩⾊と⾚が弱く⾒える。ゲームプレイには問題ない |
標準収録の「MSI Center」は、システムの管理やチューニングなどを行なう専用ユーティリティだ。CPUやGPU、メモリなどのモニタリングを行なえるほか、パフォーマンスを細かく調整したり、必要に応じて機能を追加したりできる。アップデートの管理やバックアップツールなども用意されているので、積極的に活用したい。
パフォーマンスを調整する「ユーザーシナリオ」。詳細設定が可能な「ユーザーモード」では、CPUやGPUのファンスピードを調整できる |
ソフトやドライバのアップデートを管理する「Live Update」 | 「バックアップ」では万が一に備えて、リカバリメディアを作っておきたい |
「MSI Center」に機能を追加できる「Feature Sets」。すべての機能を利用できるわけではないが、便利なものが多いので試してみるといいだろう |