エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1014
2021.06.24 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
メモリスロットはデュアルチャネル対応のDDR4×4を搭載し、最大で128GB(32GB×4)のメモリを実装可能。動作クロックは、Ryzen 4000Gシリーズとの組み合わせなら最大4,733MHz、Ryzen 5000シリーズとの組み合わせでも最大4,400MHzの高クロックメモリに対応している。
Ryzen 5000シリーズを搭載した場合でも最大4,400MHzの高クロック動作に対応。CPUソケット側からDDR4_A1/A2/B1/B2の順に並んでおり、2枚運用時はA2/B2スロットを使用する |
「B550M AORUS ELITE」のストレージインターフェイスは、PCI-Express4.0(x4)接続のM.2×1、PCI-Express3.0(x2)接続のM.2×1、SATA3.0(6Gbps)×4という構成。ここで注意したいのは、M.2スロットにはいずれもヒートシンクを搭載していないという点だ。
NVMe SSDはコントローラの発熱が大きいため、サーマルスロットリングを解消しフルパフォーマンスを発揮させるためには、放熱用のヒートシンクがほぼ必須になる。NVMe SSDを搭載する場合は、別売りのヒートシンクを購入するかヒートシンク標準装備のSSDをチョイスするといった対応が必要だろう。
M.2スロットは、CPUソケットに近い「M2A」がCPU直結で、PCI-Express4.0(x4)に対応。下側の「M2B」はチップに接続されたPCI-Express3.0(x2)対応スロットだ |
2つのM.2スロットは長さも異なり、「M2A」は最大22110、「M2B」は2280フォームファクタに対応する | SATA3.0も4ポートを搭載。数が不足することはないはずだ |
続いて拡張スロットを見ていこう。「B550M AORUS ELITE」はMicroATXモデルのためスロット数は多くなく、PCI-Express4.0(x16)×1、PCI-Express3.0(x16/x4動作)×1、PCI-Express3.0(x1)×1という構成。もっとも基本はシングルグラフィックスカードでの運用になるであろうことを考慮すれば、不足は感じない。グラフィックスカード用のPCI-Express4.0(x16)には、はんだ接点を強化した装甲仕様の「Ultra Durable PCIe Slot」が採用されており、ヘビー級のハイエンドカードも安心して組み込める。
MicroATXモデルということもあり、拡張スロットは合計3スロット。シングルグラフィックス運用であれば十分だろう |
「Double Locking Bracket」ではんだ接点を強化、メタルフレームでカバーした装甲スロット「Ultra Durable PCIe Slot」。重量級カードを組み込んだ場合もスロットが破断しにくい |