エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1018
2021.07.07 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
メモリスロットはデュアルチャネル対応のDDR4x4本で最大128GBまで増設可能。また異なるPCBレイヤー間のメモリ信号経路を最適化し、ビアやクロストークを大幅に削減する「OptiMem II」設計により、最高5,133MHz+の超高クロックメモリに対応する。
ブラックとグレーの2色に色分けされたメモリスロットは、CPU側からDIMM_A1/A2/B1/B2の並び。なお2本で運用する際にはシルク印刷にあるよう、グレーのDIMM_A2/B2から使用する |
「UEFI BIOS Utility」には、800MHz~8,533MHzまでのメモリクロックが登録されていた |
拡張スロットは、PCI-Express4.0(x16)×1本、PCI-Express3.0(x4/x16形状)×1本、PCI-Express3.0(x1)x2本の計4本。PCI-Express4.0(x16)は「Resizable BAR」機能もサポートしており、AMD Radeon RX 6000シリーズや、NVIDIA GeForce RTX 30シリーズ使用時には、すべてのビデオメモリにCPUからアクセスが可能。そのパフォーマンスを最大限に引き出すことができる。
実際にグラフィックスカードを搭載してチェックしてみたところ、問題なく「Resizable BAR」機能を有効化することができた |
なおCPU接続のPCI-Expressスロットが1本のため、Intel Z590チップセットモデルとしては珍しくNVIDIA SLIには非対応。とは言え実際の運用で使われることはほとんどなく、大きな問題にはならないだろう。
PCI-Express4.0(x16)はもちろん周囲をメタルシールドで補強した「Safe Slot」。またPCI-Express3.0(x1)スロットが2本とIntel Z590マザーボードとしては豊富なのも特徴だ |