エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1019
2021.07.10 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
MSI「GeForce RTX 3070 SUPRIM SE 8G LHR x GODZILLA」 市場想定売価税込118,800円(2021年7月9日発売) 製品情報(エムエスアイコンピュータージャパン株式会社) |
今回の主役は、エムエスアイコンピュータージャパン株式会社より、7月9日に国内発売が開始された異色のコラボレーショングラフィックスカード「GeForce RTX 3070 SUPRIM SE 8G LHR x GODZILLA」だ。ゴジラの大ファンという国内マーケティング担当が企画。台湾本社と直接交渉し、国内販売の数量限定モデルと言う形で実現にこぎつけた。なお製品の発売に先駆け、7月2日より最新ゴジラ映画「ゴジラvsコング」が公開されているが、特に発売時期を合わせたわけではなく、全くの偶然ということだ。
「GeForce RTX 3070 SUPRIM SE 8G」をベースにカスタマイズした「GeForce RTX 3070 SUPRIM SE 8G LHR x GODZILLA」。なお台湾では「Assassin’s Creed」とのコラボモデルが販売されている |
少しでも多くの人に手にとってもらえるよう、GPUには比較的流通量が多く、価格とのバランスも取れたGeForce RTX 3070をチョイス。そして、強いゴジラのイメージに合わせて、GeForce RTX 3070のラインナップの中でも最上位に位置づけられる「SUPRIM」シリーズがベースモデルとして選ばれた。
本来プラチナシルバーだったクーラーカバーの中央プレートやバックプレートは、いずれも「バーニングゴジラに合わせてメタリックレッドに変更 |
基本スペックに違いはなく、CUDAコア数は5,888基、ブーストクロックは1,770MHz(GAMING/サイレントモード)/1,785MHz(Extreme Performanceモード)、メモリスピードは14Gbps、メモリバス幅は256bitで、GDDR6 8GBのビデオメモリを搭載。補助電源コネクタは8pinx2、消費電力は240Wとされ、リファレンスモデルからは20W増加している。
ゴジラが大きくデザインされ、ひと目でそれと分かるデザインのパッケージ。店頭で展示されていれば目を引くのは間違いない |
パッケージ裏面は対応機能や簡易スペックが記載されたおなじみのデザイン。なおパッケージサイズは実測で幅約425mm、高さ約286mm、厚さ約102mmで、ハイエンドグラフィックスカードとしては標準的 |
またVGAクーラーには、3基の「トルクスファン4.0」と、エアフロー効率を改善する「デフレクタ」や、気流を分割してノイズを最小限に抑える「Wave-curved 2.0」フィン、GPUとの接触面積を高める精密なヒートパイプ加工技術「Core Pipe」を組み合わせたヒートシンクで構成される「TRI FROZR 2S」を搭載。さらに「GAMINGモード」と「サイレントモード」を切り替える「デュアルBIOS」や、マザーボードや周辺機器との連携もできるイルミネーション機能「Mystic Light」なども備える。
ゴジラの足跡が大きくデザインされた特典マウスパッド。サイズは幅381mm、奥行き243mm、厚さ2mm |
付属のスタンド型VGAサポーターにもゴジラのロゴがデザインされている |