エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1019
2021.07.10 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
テストセッションのラストは「GeForce RTX 3070 SUPRIM SE 8G LHR x GODZILLA」に搭載されているオリジナル3連ファンクーラー「TRI FROZR 2S」の性能をチェックしていこう。消費電力の計測と同じく、ストレステストには「3DMark Time Spy Extreme Stress Test」を使用している。
GeForce RTX 3070のオーバークロックモデルにも関わらず、高負荷時のGPU温度は最高67℃までしか上がらず、オリジナル3連ファンクーラー「TRI FROZR 2S」の冷却性能はとても優秀。さらにファンの回転数も1,200rpm前後、回転率はわずか35%に留まり、静音性も良好だった。
カードサイズが長いため、PCケースのクリアランスは確認する必要があるものの、パフォーマンスに妥協せずできる限りノイズを抑えたいなら「GeForce RTX 3070 SUPRIM SE 8G LHR x GODZILLA」は間違いなくオススメの1枚だ。
GeForce RTX 3070を搭載する「SUPRIM」シリーズをベースに開発された「GeForce RTX 3070 SUPRIM SE 8G LHR x GODZILLA」。すでに上位GPUであるGeForce RTX 3070 Tiも登場しているが、未だそのパフォーマンスは健在。4K解像度では一部画質を調整する必要も出てくるが、WQHD解像度までなら最高画質でも高リフレッシュレートを維持することができる。
また「Extreme Performance」については、劇的なパフォーマンスの向上は見られなかったが、多くのベンチマークで上積みが期待できる。消費電力や冷却性能への影響もほぼ無いことから、基本的には有効にしておくといいだろう。
そしてコラボレーションモデルの最大の特徴でもある「ゴジラ」をイメージしたツートンカラーのデザインも抜かりなし。特に担当者がこだわったというバックプレートの印刷クオリティは秀逸で、所有欲を満たしてくれるのは間違いない。ゴジラファンはもちろん、人と違うものを使いたいというニーズにもしっかりと応えてくれる1枚だ。
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協力:エムエスアイコンピュータージャパン株式会社